産学官が毎日遊ぶハブ、CiP

東京港区・竹芝にデジタル特区を作るCiP協議会の「CiPビジョン10か条」。7条から10条までです。イラストは、ピョコタン画伯です。

7.毎日がワークショップコレクション

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創作フェア、ハッカソン、マーケットの常設会場です。

研究開発、人材育成、起業支援、ビジネスマッチングの一気通貫サイクル。とは言えCiPが目指すものは、秩序だったクリーンな場ではありません。もっとこう、血と肉と、音楽と、もうもうとしたテンションが凝縮したカルチェ。

MITメディアラボのような梁山泊、ワークショップコレクションのような創作活動の集積、500 Startupsのような起業エコシステム、ニコニコ超会議やコミケのような異種格闘技リング、それらが一体となって、毎日、市が開かれている、そんなところです。

ソウルのCKLみたいな研究教育拠点があって、フランクフルトのECBのようにカネを握っていて、カサブランカのマルシェのように混沌で、バルセロナの海辺のように水しぶきが上がって、ブエノスアイレス・カミニートのように音楽とダンスが常にある。そんなところです。

ミラノ・モンテナポレオーネのようにシュッとした男女が闊歩して、シンガポールのように政府が本気で、パリ・ラビレットのように子どもたちが駆け回り、京都・先斗町のように絶品のメシと酒があって、そして、Big Hero 6 サンフランソーキョーのように西海岸と東京が混ざったようなクリエイティビティにあふれる区域。そんなところです。

8.産学官のプラットフォーム

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政府・自治体との連携を進めます。

CiPは民間の産学連携プロジェクト。でも政官と強く結びつく点が一つの特徴です。政府・自治体と連携します。特に国家戦略特区として機能を発揮するため、政府に知恵とアイディアを寄せてプロジェクトを遂行したい。

内閣官房がとりまとめた「クールジャパン戦略官民協働イニシアティブ」でもCiP構想はコンテンツ分野を担うプロジェクトとして明記されており、これを受けて設置された「クールジャパン官民連携プラットフォーム」でも活躍したいと考えています。

総務省が2020年に向けて計画するデジタルサイネージなどのICT整備に関しても竹芝・CiPが先行区域として認識されています。経産省とはコンテンツ産業の基盤整備策を練っています。国の関連研究所にも竹芝に来てもらいたい。

地方自治体とも連携します。都市再開発の主体である東京都はもちろん、コンテンツに力を入れる京都府などとの協働を進めます。

9.東西クールの交差点

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国内・海外の主要都市とのハブになります。

東京の各地域をつなぐハブになりたい。渋谷でも品川でも、再開発が待っています。秋葉原、新宿、赤坂、六本木。音楽、ファッション、アニメ、ゲーム、広告、テレビ。集積があります。五輪に向けて開発も進みます。みなデジタルがポイントです。それらをみなつなぎたい。

全国のハブになりたい。コンテンツ特区の札幌、映画・マンガ・アニメ・ゲームが集積する京都、音楽とゲームに強い福岡、国際映画祭を擁する沖縄、その他いろんな町を連結したい。

世界の有力都市を結びたい。ボストンや西海岸の大学。ロンドンの研究所やパリのイベント。シンガポールのプロジェクト、ソウルのインキュベーション施設。全てを連結したい。

CiPに来ればみんなとつながる。そんな街にします。

10.海と空の窓口 

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東京湾・島しょと羽田空港、その立地を活かします。

目の前は東京湾が広がります。伊豆諸島や小笠原諸島と行き来するふ頭、そのデッキからはレインボーブリッジの夜景を臨みます。

東京は、海を持つ首都。アメリカも、イギリスも、フランスも、ドイツも、イタリアも、インドも、ロシアも、中国も、韓国も、首都に海はありません。東京は、港と、水辺と、海面とを活かしましょう。

そして空。ますます機能を増強する羽田空港から、海外のお客さまが浜松町駅に降り立ちます。おもてなしします。

東京タワーから反対側、海の方向に伸びる歩行者デッキは、いつも屋台で賑わっていたい。そこにCiPの再開発ビルが建ちます。

1.5haの都有地に39階の業務棟を建設し、ラボや教室、ホール、スタジオといった800平方メートルの共同施設を設けます。イベントスペース「産業貿易センター」も存続します。オフィスはその上に置かれます。

街区の完成は2019年度。東京オリンピック・パラリンピック開幕の頃には、内外のプレイヤーを集結し、国際的な拠点として注目を集める場としたいと思います。