東京はどこがダメ?:通信と金融

東京のダメポイントの6点。2)通信と3)金融。

2 通信

◯無料WiFiが少ない

「以前と比べると大分増えてきましたが、まだまだ無料WiFiが少ないです。」

「台北のバス停、駅などには登録のいらないWiFiがいつも使えます。カフェやデパート入ると、無料WiFiもつながります。観光客にとってすごく便利だと思います。」

留学生を中心に、この声がとても多いです。

しかし日本・東京はLTEはじめ通信キャリアによる高度な携帯無線が稠密に整備されていて、子どもを含むほぼ全ての国民がそれを利用しています。その点では世界のフロントランナーなので、痛みを感じていないんです。

これは観光やビジネスで訪れる外国人向けにどう整備するかという課題です。政府も2020年に向けて、wifiスポットの整備を急ピッチで進める計画を掲げています。

でも、4年後のリッチなネット利用を考えると、追いつくかどうか。その頃には次世代ケータイ、5Gの実用化も見込まれます。案外、安い定額SIMカード+MVNOで解決しているかもしれません。

◯言葉が通じない

「日本語のできない友達が東京に行った共通の感想です。空港、レストラン、ディズニーなどの観光地で、英語で質問聞いても日本語で答えてくるらしいです。」

東京が国際化する上で最大のコミュニケーション課題。と言われ続けながら、改善しません。かつて英語を話そうとしなかったパリでは、もうかなり通じます。イタリアやドイツの片田舎でも通じます。中国の留学生はみな英語を話します。東京はどうする。

英語教育を拡充させても時間がかかる。ここはしばし、ITで対応しましょう。政府は30年の歳月をかけて、自動翻訳の技術を開発してきました。スマホ+クラウドで実用サービスレベルに来ています。これを使いやすくする。

多言語のデジタルサイネージを整備する計画も進んでいます。ロボットでも対応できるでしょう。サイネージやロボットが多言語でおもてなしする。東京らしいと思いません?

3 金融

◯クレジットカード普及率が低い

「他の先進国に比べてクレジットカードの普及率が低い(正確には、所有枚数は多いのに使用率が低いようです)。スーパーやドラッグストアをはじめ、大手チェーンではクレジットカードの使用に問題がないですが、レストランでは夜は使えてもランチでは使えなかったり、その他業種でも導入されていない店舗もまだまだ多いように思います。また、使えたとしてもJCBとVISAのみだったりと、ブランド制約があったりします。タクシーも、使える場合と使えない場合があり、分かりづらいです。」

「カード文化が全く根付いていない、これダメだと思います。このせいで全部一手間かかる気がします。LINE MUSIC、AWAがミスってるのもこれのせいだと思います。」

「今は外貨を稼ぐ時期だというのに中国のunion pay(銀聯カード)がホテルのレストランに導入されていないのは、とても勿体無いと思います。」

欧米では、駐車場、地下鉄、スーパーなど小口の支払いも、カードを自販機やスロットに差し込んでさっさと済ませ、現金を出すことが実に少ない。現金はタクシーぐらいでしょうか。

日本がなかなかそうならないのはなぜでしょう。店舗やシステムの問題というより、現金好きのシニア世代が切り替えようとしないから、ということでしょうか。

20年前、当時三ツ星だったパリのトゥール・ダルジャンで接待をしていたら、隣の日本人旅行客ご一行が、支払い時、「現金で」と、50万円を超えるであろうフランの札束を懐から出し、店員も他の西洋人の客たちも驚いてみんな見に来て、逆に日本人ご一行がなんでやねんと驚いていたことを思い出しました。

◯電子マネーが煩雑

「いろいろな種類の電子マネーが出ていて、海外から来たら分かりにくいのではないでしょうか?Suica/PASMOが交通機関や自動販売機でも使えて最も普及しているように思いますが、セブンイレブンに入ればnanacoを推していますし、消費者視点ではなくサプライヤー都合という感じがします。」

でもおサイフケータイであれこれ使えるのは東京のいい点ですよね。外国人観光客には使い勝手が悪いと思いますが。ぼくは日本の他都市でもおサイフケータイでタクシーに乗れる日を待ちます。

(つづく)