俺たちのコミケがそんなに悪いイベントなわけがない

OTAKU EXPO@幕張。シンポ「俺たちのコミケがそんなに悪いイベントなわけがない」に登壇しました。熊谷俊人千葉市長、青木保国立新美術館館長、桶田大輔弁護士、境真良さんと。

ぼくの発言をメモしておきます。

文化としては、もはや真ん中にあります。かつて規制の対象だったマンガやアニメが今や国の宝になっています。その力の源は、コミケが代表する「参加型文化」。ファンも含めたみんなの参加が日本の特徴です。

ぼくが議長を務めた政府ポップカルチャー分科会の提言は「みんなで、つながって、そだてる。」「みんな」がつながることが最重要課題です。道を聞かれたら地図が描ける。一億人がタテ笛をふける。それが日本の特徴。だからここから初音ミクが産まれるのです。

一部のトッププロが引っ張るハリウッド型とは異なる、「みんな」モデルで行きましょう。それを維持するポイントは教育です。学校でもやろう。

産業としては成功していません。コンテンツ立国の看板を掲げながら、コンテンツ産業は縮小気味。コミケのもつソーシャルメディアっぽい力がヒントになるのではないでしょうか。

元文化庁長官(青木さん)を前に言うのもなんですが、政府は映画に年ン十億円も補助するぐらいなら、コミケに出したほうがいい。だって、コミケは年数日の開催で500億円の売上を上げています。映画の年間興行収入の1/3をかせぐ産業。投資効果はうんと高い。政府の支援なんて、関係者はいやがるかもしれませんが。

地域施策としても有益でしょう。

らき☆すたの聖地、鷲宮神社には初詣には数十万人のオタクが押し寄せます。これに対し、町は好意的になってきたと聞きます。だって、悪い人いませんもんね。この会場だって実ににこやかで、整然としている。これだけの若い衆が集まると、どの国でも暴動が懸念されますが、暴動、起きないじゃないですか。

他の自治体も躊躇していないで、町おこしに使えばいい。ぼくは東京・竹芝で、コンテンツの国家戦略特区を作るプロジェクトを始めました。町ができたら、毎日コミケを開きたい。そうすると千葉市のライバルになるかな?