クールジャパン・フロム京都

地方版クールジャパン推進会議。第一回会合は京都。会場は嵐山、天龍寺の境内にある宝厳院です。稲田朋美クールジャパン担当大臣をヘッドに開催されました。竹宮恵子さん、東映の高橋剣さん、菊乃井の村田吉弘さん、西陣の渡文・渡邉博司さんと細尾・細尾真孝さん、ベントーブームを仕掛けたフランス人・ベルトラン・トマさん、京都府の山下晃正副知事など。ぼくが司会。

千年前の平安の女性は女流文学で世界をリードして、当時からクールジャパンでした。千年たって、平成の京都も改めてクールを発信してみよう、ということでしょう。

京都をどう発信すればいいのでしょう。1200年の伝統と歴史があります。同時に、高度な技術もベンチャー気質もあります。ハイテク企業だけでも、京セラ、任天堂、島津、村田、堀場、オムロン、ローム、ありすぎます。こういう強みをどうアピールするの?

東映・高橋さんは京都を舞台にお祭りやイベントを仕掛けます。竹宮さんやベルトランさんは海外から学生を引き寄せて教育します。京都という魅力でのインバウンド戦略です。他方、山下副知事は海外メディアのチャンネルが少ないことが致命的と指摘します。それは京都というより日本全体の問題です。

西陣の渡邉さんは、こっちが打ち出したいものと海外がほしいものとがズレていることを指摘します。それはクールジャパン全体が抱える問題。どうやって海外からの視線ベースとなるか。大事なポイントです。

これについて同じく西陣の細尾さんは、大仰にクールジャパンと旗を打ち立てて行くんのではなく、京都らしくしんなりと、相手の懐に「しのびこむ」やり方がよいと示唆しました。気がつけば京都、ですね。

人材について、村田さんはプロデューサとディレクターの不足を心配します。コンテンツと課題が共通しています。竹宮恵子さんは京都精華大学の学長になられるので、そこも力を入れてもらいましょう。

他方、渡邉さんは、西陣は分業が極端なので、企業規模が小さすぎて人が続かないと。西陣は呉服屋、袴屋、帯屋、足袋屋、下駄屋、紐屋、みな分業ですからね。紐屋が紐屋だけで優秀な人材を獲得するのはしんどい。産業構造問題。知恵が要ります。

伝統とポップをいかに組み合わせるか。細尾さんは、伝統産業をクリエイティブ産業に転換したいといいます。有形無形の技術と素材が京都にはあると。武智さんも、伝統と革新が足下に転がっているといいます。チャンスはあります。

アクションが重要です。地域は地域ですべきことはたくさんあって、できることもたくさんあります。やりましょう。