FM802 MEET THE WORLD BEAT 2018〜灼熱の太陽と白熱のライヴ

出演アーティスト全員によるラストセッション(FM802提供)

7月22日日曜日、大阪のFMラジオ局、FM802が主催する日本最大級の野外フリーコンサート、MEET THE WORLD BEAT 2018が開催された。何度かここでも、このイベントについて書いているが、局の看板イベントであり、この規模で入場無料、という企画は、日本でもこれだけではないか、と思う。リスナーからもらう数十万通の応募から、当選するのは7000組14000名。毎年狭き門ではあるが、これだけのアーティストを無料で楽しめる、というのは本当にラッキーだ、と自負している。

sumika(FM802提供)
sumika(FM802提供)

ここ数年は天気に悩まされてきた。どうしてもこの時期の開催となると台風の問題がある。過去には中止の年もあった(FM802「MEET THE WORLD BEAT 2014」中止~その時、僕らは)。今年は、台風の心配はなかったが、その代わりに、異常な猛暑が襲ってきた。

Leola(FM802提供)
Leola(FM802提供)

仕込みの段階から、スタッフは、とんでもない暑さにまいっていた。会場である、万博記念公園もみじ川芝生広場は、その広さゆえに開催できるわけだが、ステージからかなり後方になる場所以外、木陰などの日よけになるところはほとんどない。整理番号順の入場、というのはあるが、基本的には自由席であり、前で見たい人は我先にと場所取りに向かう。幸運にも前方の場所を取れた人は、ステージには近いが、ずっとそこにいれば、ずっと灼熱である。我々、FM802のDJは、ステージ上で進行役を務めるわけだが、例年以上に、しつこいくらい熱中症対策を訴えた。

Mrs. GREEN APPLE(FM802提供)
Mrs. GREEN APPLE(FM802提供)

お昼の12時35分、sumikaのライヴでイベントはスタートした。ボーカル/ギターの片岡健太はFM802でDJも務めており、とてもホーム感のある空気で、一気に会場のボルテージを上げてくれた。続いて、Leolaが登場。涼やかな歌声と笑顔は、会場に爽やかな風が吹いたようだった。間髪入れずにMrs. GREEN APPLEが続く。ヒット曲と最新曲を交えたセットリストは、今の彼らの勢いを見せてくれた。

松室政哉(FM802提供)
松室政哉(FM802提供)

前にここでも紹介した(松室政哉~「愛は不公平」と歌い放つシンガーソングライター松室政哉は、弾き語りでバラード2曲を披露。会場全体を優しく包み込んだ。前半ラストは阿部真央。とても可愛い衣装で登場した彼女、パワフルかつキュートなステージで、観客を、ハッピーに圧倒した、という感じだった。

阿部真央(FM802提供)
阿部真央(FM802提供)

ここで20分の休憩を挟む。ここでもMCでは熱中症対策のアナウンスを繰り返す。救護の準備はもちろんしているわけだが、たくさんの観客に対して、救護ブースも限られている。イベント終了後に聞いたのだが、猛暑により気分を悪くした観客は予想を大きく下回っていたそうだ。繰り返しの呼びかけも功を奏したと思うが、すでに定着している夏フェスに対しての個々の対策もしっかりされていたのだろう。

清水翔太(FM802提供)
清水翔太(FM802提供)

中盤のスタートは清水翔太。猛暑の中で長時間参加してくれている観客をMCで労いながら、極上のHIP HOP/R&Bで魅了した。続いて、現在、局のオフィシャルチャートでナンバー1を獲得している注目アーティスト、あいみょんが登場。15分という短いセットだったが、あきらかに今の存在感を会場に残していった。

あいみょん(FM802提供)
あいみょん(FM802提供)

この日一番の黄色い歓声を浴びたのはGENERATIONS from EXILE TRIBEだった。まさに灼熱のステージで、キレッキレのパフォーマンスと歌声を届けてくれた。その人気を目の当たりにした。ここで再び休憩。この時点で夕方4時を回っていたが、暑さが和らぐことはない。引き続きMCで体長管理を促す。

GENERATIONS from EXILE TRIBE(FM802提供)
GENERATIONS from EXILE TRIBE(FM802提供)
ナオト・インティライミ(FM802提供)
ナオト・インティライミ(FM802提供)

ラスト3組、まずはナオト・インティライミ。茶目っ気たっぷりであり、しかしながらその歌唱力、パフォーマンスは何度観ても素晴らしいし、会場すべて、余すところなく巻き込む力はいつも感動させられる。そして、トリ前は竹原ピストル。弾き語りのスタイルで、独特の、クスッと笑えるMCを交えつつも、そのとんでもない歌の力は、確実に観客の胸を強く打つステージとなった。

竹原ピストル(FM802提供)
竹原ピストル(FM802提供)

そして、トリを務めてくれたのはHY。とにかく、みんなを笑顔にしてくれる。少し日が落ちてきた会場に気持ちよく響き渡る歌声。清水翔太を迎えてのスペシャルコラボレーションもあり、まさしくトリにふさわしい幸福感で満たされた時間だった。どのアーティストも、局〜番組との繋がりも深く、それぞれが、FM802への愛も、MCに交えてくれた。ここで何度も書いた通り、まさに、FM802が日々目指している、番組とイベントの両輪、その大事な軸は、紛れもなくアーティスト〜音楽だ、ということを再確認した。すべてのライヴが終了し、再び全アーティストがステージへ。ラストセッションは、HYの「AM11:00」だった。

HY(FM802提供)
HY(FM802提供)

台風の心配はなかったが、とんでもない酷暑で、観客も大変だったと思う。それでも、当日すぐ、そして翌日以降、FM802の各番組には、たくさんの「楽しかった」という感想が寄せられ、とても嬉しかった。今年のような異常気象とも思えるこの猛暑が、日本の夏に定着し、今後もこのような状況が続くのであれば、開催時期や開催方法も再考しなければならない、と、後日の反省会でも話した。ただ、ラジオを通してだけではない、リスナー〜観客との繋がりを絶やさないためには、よりよいイベントにすることに、いろんな方法を模索して、これからもトコトンこだわっていきたい。

全アーティストによる記念撮影(FM802提供)
全アーティストによる記念撮影(FM802提供)

“FM802 MEET THE WORLD BEAT 2018”セットリスト

sumika

フィクション

カルチャーショッカー

ペルソナ・プロムナード

Summer Vacation

Lovers

Leola

コイセヨワタシ。

RIDE ON TIME

Let it fly

Mrs. GREEN APPLE

Love me, Love you

StaRt

うブ

青と夏

WanteD! WanteD!

松室政哉

きっと愛は不公平

海月

阿部真央

K.I.S.S.I.N.G.

モットー。

まだ僕は生きてる

ロンリー

ストーカーの唄〜3丁目、貴方の家〜

清水翔太

Sorry Not Sorry

Friday

My Boo

Feel Good

Stand By Me

HOME

あいみょん

憧れてきたんだ

愛を伝えたいだとか

君はロックを聴かない

マリーゴールド

GENERATIONS from EXILE TRIBE

AGEHA

ALRIGHT! ALRIGHT!

Evergreen

また、アシタ

F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS

BIG CITY RODEO

be the ONE

Y.M.C.A.

ナオト・インティライミ

あの素晴らしい愛をもう一度

いつかきっと

ハイビスカス

The World is ours!

カーニバる? 

竹原ピストル

ゴミ箱から、ブルース

ぼくは限りない 〜One for the show〜

LIVE IN 和歌山

Forever Young

隠岐手紙

Gimme da mic !!

みんな〜、やってるか!

Amazing Grace

よー、そこの若いの

HY

隆福丸

モノクロ

366日(清水翔太シークレット参加)

フェイバリットソング

ホワイトビーチ

アンコールセッション

AM11:00(HY/出演アーティスト全員で)

FM802 HP

https://funky802.com

(撮影:渡邉一生/井上嘉和)

(敬称略)

(協力/写真提供:FM802)