D.W.ニコルズ~ミュージシャンとラジオの素敵な繋がり

アーティスト写真(事務所提供)

D.W.ニコルズは、2005年に結成されたバンド。バンド名は、ボーカル&ギターのわたなべだいすけのイニシャルがD.W.であることからC.W.ニコル氏を連想し、自然を愛するニコル氏に共感と敬意をもってD.W.ニコルズと命名したそうだ。なんとなくそうだろうな、とは、彼らを知った時から思っていたが、今回この記事を書くにあたり、彼らの公式ホームページでプロフィールを読んでいたら、2008年に、C.W.ニコル氏に表敬の手紙を送り、「D.W.ニコルズ」のバンド名で活動していくことについてお伺いをたてると、激励の言葉とともに了承され、めでたくC.W.ニコル氏”公認”バンドとなった、とあった。実に彼ららしい。

メンバーは、

わたなべだいすけ(Vocal,Acoustic Guitar)

鈴木健太(Guitar,etc)

千葉真奈美(Bass,etc)

萬玉あい(Drums,etc)

2018年3月21日 サントムーン柿田川でのライヴ(事務所提供)
2018年3月21日 サントムーン柿田川でのライヴ(事務所提供)

局の後輩DJが、わたなべ君と大学時代からの友達で、そこからCDを受け取ったり、局で会って話すようになった。その後、2016年に京都の“スチールの森”で開催された、“GO OUT CAMP 関西 Vol.5”でMCをした時に、彼らがライヴゲストとして招かれていて、キャンプフェスでの彼らのステージを観た。ちなみに彼らはこの、雑誌「GO OUT」主催のキャンプフェス、GO OUT JAMBOREE、GO OUT CAMPのために書き下ろしたテーマソング「GO OUT」を配信限定リリースしている、いわばこのフェスのオフィシャルバンドのような存在だ。

2017年9月30日 「GO OUT CAMP vol.13」でのライヴ(事務所提供)
2017年9月30日 「GO OUT CAMP vol.13」でのライヴ(事務所提供)

キャンプインフェスのステージは、他の、いわゆる野外フェスとは少し勝手が違う。テントサイトで宿泊しつつ、キャンプと同時に音楽も楽しむ。当然、親子連れなども多く、客層は幅広い。そんなお客さんを前に、ニコルズは巧みに会場を盛り上げていく。巧みに、と書くと「技巧的」な感じがするが(もちろん演奏も歌も素晴らしいのだが)、前述したように、自然を愛し、それは人を愛すること、とにかく楽しい時間を共に過ごそう、という想いが音に乗って伝わってくる。ふとお客さんを見渡すと、みんなが笑顔になり、体を動かしている。ライヴが終わると、純粋に、「あぁ、楽しかったなぁ」という気持ちが残る。

そんなD.W.ニコルズが、今月14日に通算4枚目のフルアルバム「HELLO YELLOW」をリリースした。2曲目に収録されている「はるのうた」のMVは、わたなべ君自ら、全国のラジオ局を回って、彼が親しくしている、そしてD.W.ニコルズを応援しているラジオDJ・パーソナリティーを訪ねて、ワンフレーズずつ歌ってもらう、という内容だ。彼自身も子供の頃からラジオが好きだったそうで、現在は自身もラジオ番組のDJを担当している。このMVの出演者に、光栄にも自分も選んでもらった。わたなべ君から依頼の連絡が来て、もちろん快諾。メールで、内容の説明をもらい、撮影のスケジュールなどを相談し、そして彼は本当にひとりっきりで、カメラを持って、FM802にやってきた。自分以外にもD.W.ニコルズと縁の深いDJはもちろんいて、それこそ前述した、わたなべ君の大学時代の友人~先輩である加藤真樹子も出演。FM802からは6人ものDJが出演させてもらった。短い撮影時間にも関わらず、テキパキとこなしつつ、終始笑顔で僕らを盛り上げてくれた。

2017年12月17日 TSUTAYA O-Crestでのライヴ(撮影:西長勲/事務所提供)
2017年12月17日 TSUTAYA O-Crestでのライヴ(撮影:西長勲/事務所提供)

それにしても大変な作業である。仙台のDATE FMから、広島FMまで、たったひとりで、わたなべ君は撮影して回った。これもホームページのプロフィールを読んで知ったのだが、結成した翌年の2006年、D.W.ニコルズは、「世界王者」「ライター」「キューバリバー」という3曲入りのCDを自主制作し、ライブ会場で販売を始める。わたなべ君はそのCDを持って全国のFM局をアポなしで回るという旅に出たそうだ。ラジオを信じてくれている。ラジオに携わるものとして、こんなに嬉しいことはない。

「はるのうた」ミュージックビデオ 参加DJ・パーソナリティー

芦沢ムネト(TOKYO FM)

今末真人(エフエム徳島)

牛嶋俊明(FM岡山)

大窪シゲキ(広島FM)

kainatsu(k-mix)

角田哲哉(Date fm)

加藤真樹子(FM802)

クマガイタツロウ ワタナベフラワー(ラジオ関西)

高橋茉奈(k-mix)

高山都(TOKYO FM)

竹内琢也(FM802)

土屋礼央(FM NACK5)

寺岡呼人(interFM897)

中島ヒロト(FM802)

仁井聡子(FM802)

野村雅夫(FM802)

バカボン鬼塚(k-mix)

橋口洋平 wacci(FMヨコハマ)

ヒロ寺平(FM COCOLO)

藤田琢己(J-WAVE)

マンボウやしろ(TOKYO FM)

光邦(FMヨコハマ)

MITSUMI(FMヨコハマ)

三原勇希(FM802)

御代田悟(k-mix)

DJ Roni(k-mix)

※50音順

以下は、わたなべ君の言葉だ。

マイクの向こうに何かを「届ける」という点で音楽とラジオは同じだとおもいます。「元気にしてますか?さみしくないですか?」そんなメッセージをたくさんの人に届けたくて、大好きなラジオDJ・パーソナリティーのみなさんに出演してもらいました。これはボクたちからの「音楽とラジオ」への感謝と愛です。

初心に帰るし、背中も押される。

「はるのうた」を含む全13曲。楽しい、嬉しい、優しい、キュンとくる、そしてなによりハッピーなアルバムだ。この春の1枚に、ぜひ。

D.W.ニコルズ 「HELLO YELLOW」(発売中)

1.冒険前夜

2.はるのうた

3.WALKING

4.愛に。

5.さざなみ

6.フォーエバー (album mix)

7.4丁目カフェ

8.yesterday

9.アドベンチャー (album ver.)

10.haleiwa

11.肉食系男子のうた

12.オーライ!

13.今日という一日は

D.W.ニコルズ 公式ホームページ

https://www.dwnicols.com/

(敬称略)

(協力:haleiwa)