FM802 MEET THE WORLD BEAT 2017〜真夏のラジオ局主催フェス

終演後、ラストセッション参加アーティストとFM802 DJの集合写真

2017年7月16日(日)、大阪のFMラジオ局FM802が主催する野外フリーコンサート、MEET THE WORLD BEAT 2017が開催された。3年前の夏、ここでも書いたが(FM802「MEET THE WORLD BEAT 2014」中止~その時、僕らは)、ここ数年、夏の天気はあまりにも不安定で、今年も、開催週の前半の天気予報は微妙で、あの3年前の夏が頭をよぎった。そして当日、予想は嬉しい方に裏切られ、夏らしい天気で、万博記念公園は自分たちを迎えてくれた。

Suchmos
Suchmos

Suchmos

Pacific

YMM

WIPER

STAY TUNE

このイベントは、開局以来続いている看板イベントだ。最大の特徴は無料だ、ということだろう。今リスナーが生で観たいであろうアーティストをブッキングし、7000組14000名を招待する。“スペシャルウィーク”と呼ばれる、いわゆるリスナー感謝祭的な1週間の、目玉プレゼントとして、各番組で応募キーワードを発表し、応募者を抽選して招待状を送る。もちろん、応募は数十万通におよぶ。当選したリスナーは本当にラッキーだと思う。

GLIM SPANKY
GLIM SPANKY

GLIM SPANKY

怒りをくれよ

美しい棘

大人になったら

SHISHAMO
SHISHAMO

SHISHAMO

君と夏フェス

僕に彼女ができたんだ

夏の恋人

BYE BYE

明日も

出演順は、事前には伝えられていない。観客は、どのアーティストが出てくるのか、ドキドキしながら待つ。今年のトップバッターはSuchmosだった。今年、みんなの予想どうり(Suchmos~常識を軽く飛び越える感性と実力)人気爆走中の彼らのトップの登場に、会場は沸きまくった。そこから、GLIM SPANKY、SHISHAMO、と、若手人気アーティストが次々に熱いライブを繰り広げた。

片平里菜
片平里菜

片平里菜

女の子は泣かない

Come Back Home

なまえ

藤原さくら
藤原さくら

藤原さくら

SPECIAL DAY

1995

Soup

Necklace

「かわいい」

続いて、女性ソロアーティスト〜片平里菜、藤原さくらと、爽やかな歌声が続く。藤原さくらは現在、FM802でレギュラー番組を持っている(SuchmosのYONCEと隔週担当)。Suchmosと共に、もちろんすでに大人気の彼女だが、リスナーは、局のレギュラーDJも兼ねる彼女に、とても親近感を感じている気がする。彼女も、このイベントは初登場だが、どこかホーム感を感じてくれていたと思う。そして、2014年の中止以来、3年ぶりに福耳がステージに上がった。

福耳
福耳

福耳

星のかけらを探しに行こう

Swing Swing Sing

ひまわりの約束

セロリ

ブライト

全力少年

リベンジ、という言葉はあまり使いたくはないが、まさに、完璧に、3年前の夏の分も取り戻して余りあるステージだった。今年10周年を迎えた秦基博、長澤知之の二人が作り、山崎まさよしがプロデュースした新曲2曲はもちろん、山崎まさよし、スキマスイッチ、秦基博、それぞれの曲の福耳ヴァージョン、そして、名曲「星かけ」も披露され、大満足のライヴだった。

RIRI
RIRI

RIRI

GOLD

Heart Can't Lie

RUSH

クリープハイプ
クリープハイプ

クリープハイプ

HE IS MINE

ラブホテル

5%

イト

憂、燦々

5月にここでも紹介した(RIRI~17歳の女子高生シンガー)RIRIも、圧巻の歌声を披露してくれた。たぶん、始めてライヴを観た多くの人が驚嘆したと思う。そして、クリープハイプ。個性豊かで、感情的で、温度の非常に高いライヴと共に、ラジオへの思い、局への思いをMCで語ってくれて、自分たちを含め、多くの関係者がグッときた瞬間だった。そして、トリの前に登場したのは尾崎裕哉。新人アーティストとは思えない、堂々としたライヴは、その爽やかさも相まって、一気にファンを増やしたことだろう。

尾崎裕哉
尾崎裕哉

尾崎裕哉

始まりの街

サムデイ・スマイル

Glory Days

ゆず
ゆず

ゆず

サヨナラバス

少年

雨のち晴レルヤ

愛こそ

イロトリドリ

タッタ

夏色

今年20周年のゆずは、5回目の出演。メジャーデビュー当時から2人と仲良くさせてもらっている自分としては、20周年の彼らのライヴも感慨深かったが、このステージでトリを務めてくれて、まさに締めくくりにふさわしい貫禄のライヴを披露してくれたことに、心から感謝した。過去のヒット曲と最新曲をバランスよくちりばめた構成はもちろん、20年間全く変わらない笑顔の2人は、老若男女を熱狂させた。そして、アンコールセッションも引っ張ってくれた。

アンコールセッション/栄光の架橋(ゆず)
アンコールセッション/栄光の架橋(ゆず)

スケジュール上、最後まで残ることが出来たアーティストと共に、会場にいた局のDJもステージに立ち、みんなで「栄光の架橋」を歌った。ステージにいる皆も、観客も、大きく手を振る。最高の光景だった。そして、ゆずと、この日盛り上げてくれたアーティストたち、スタッフみんなで、来年への“架け橋”を渡した、そんな気がした。

余談だが(でもないが)、問題となっているフェス〜ライヴなどのチケット転売問題。有料チケットの転売ももちろん言語道断だが、このイベントのような無料招待のチケットを営利目的で転売する人間がいることは本当に悲しい。局も最大限の防止対策を講じていて、功を奏しているが、すべてではない。システム的な不正防止強化もこれからどんどん進んでいくだろう。だが、長年ラジオDJを生業としているものとして、ラジオはどのメディアよりも一期一会を大切にしていて、それが魅力だと思う。たまたま聴いた番組で、好きなアーティストを見つけた。たまたまプレゼント企画を聴いて、応募したら当たった。今、WEBに投稿していて若干矛盾も感じるし、ラジオもWEBとの関係性が不可欠なわけだが、「ラジオを放送する」「ラジオを聴く」という、原点の関係性をこれからも常に意識していきたい。最後は、良心、を信じたい。

会場に来れた人はあの興奮をもう一度、来れなかった人はぜひラジオで、このイベントを楽しんでもらうべく、近日ライヴ音源を中心とした特別番組を放送する。ぜひ、聴いて頂き、この感動に触れて頂きたい。

FM802 MEET THE WORLD BEAT 2017 SPECIAL

2017年8月4日(金)18:00〜21:00

DJ:大抜卓人 / 土井コマキ

FM802 ホームページ

https://funky802.com

(敬称略)

(協力/写真提供:FM802)