立教大学 経営学部 教授。経営学習研究所 代表理事、最高検察庁参与、NPO法人カタリバ理事など。博士(人間科学)。企業・組織における人材開発・組織開発を研究。単著に「職場学習論」「経営学習論」(東京大学出版会)、「駆け出しマネジャーの成長論」(中公新書ラクレ)「フィードバック入門」(PHP研究所)、「働く大人のための学びの教科書」(かんき出版)などがある。立教大学経営学部においては、リーダーシップ研究所・副所長、ビジネスリーダーシッププログラム(BLP)の主査(統括責任者)をつとめる。
記事一覧
- 「劣等戦隊・先行研究羅列マン」にご用心!? :先行研究をまとめるときに最も注意すること
年末は「論文」の季節です。卒論、修論、博論などでお疲れさまです。先行研究のまとめ方について書きました。
- 夏休みの宿題「読書感想文」とは、いったい「何」で、どのように書いたらよいのか?
夏休みの宿題の定番「読書感想文」に、小生、毎年、悶絶していました。読書感想文とは、そもそも何を期待されている文章なのかを考えてみました。
- 「学んでから仕事する」のか「仕事の中で学ぶ」のか?:わたしはまだ「学習モード」ですから!?
「学んだこと」を「仕事に適用」するのか、「仕事の中で学ぶ」のか。2つの異なる人材育成観についてかきました。
- 先行研究の効率的な探し方:レビュー論文には「過去への入口」と「軸」と「これからの課題」がある!?
先行研究の効率的な探し方として「レビュー論文」をさがそうよ、というお話です。
- 「経営層が学ぶ」とはどういうことか?:自分「だけ」学ぶのは学びではない!?
いまだあまり研究が進んでいない分野のひとつに「経営層・経営陣の学習」があります。「経営層が学ぶ」とは何かについて考えています。
- 「マネジャーの管理能力」を「オフィス」で知る!? 、「先生の力量」を「子どもの絵」で見る!?
「個の饒舌な語り」は時に「真実」を覆い隠します。「環境」こそが「真実を語ること」もありうるという話です。
- イノベーション人材とは「キンキンに尖った一匹狼人材」ではない!:アイデアが袋叩きにあっていませんか?
イノベーションを生み出すためには何が必要か。それは「個人の資質」というよりは、「組織風土」「周囲からの支持」などの組織要因にかなり依存しますよ、というお話です。
- 「ヒアリングの極意」をワンセンテンスで述べると何になる!?
仕事柄ヒアリングをたくさんいたしますが、その極意を「ひと言(ワンセンテンス)」でまとめるのだとすると何になるか、というお話です。
- 「背中を見ながら、あうんの呼吸で、察しあうこと」を見直す:「言挙げせぬ国」のグローバル化とは何か?
「グローバル化」に対応するとは「英語を学ぶこと」ではありません。グローバル化とは「言挙げせぬ社会」から「言葉を尽くす社会」への移行だよ、というお話です。
- 読書とは「地図」をもつことである!? : あなたが手にしているものは世界地図、それとも町内会地図?
「本棚を見れば、その人の知性がわかる」という類のお話です。不確実な時代だからこそ、しっかりとした奥行きある地図を、読者で獲得したいものです。
- 「あれか?、これか?」の働き方か「合わせ技で、あれも、それも」か?:生きることと多重役割
女性管理職が、様々な役割を担いつつ生きていることは、過去の先行研究にも多く指摘されています。しかし、様々な役割を担うことはよいことなのか、ネガティブなことなのかは、様々に議論があります。
- 研究者ー実務家との関係づくり: あんたが実践してやって見せてくれないか?
人材開発 / 人材育成の研究の面白さ、そして、一方で難しさを語っています。
- あなたの処女作、最高傑作はいつですか?
熟達研究の論文を読んでいたら、「処女作」と「最高傑作」の年齢の研究がでてきて、面白かった、というお話です。
- TED風のストーリーテリングプレゼンで「研究発表」!?:「独り歩きする手法」のお話
「プレゼンテーションの手法」というものは、「聴衆」と「目的」に合致していないと、浮いちゃうよ、というお話です。
- 「研究」と「実践」の関係を考える場で起こりがちな3パターン:あるべき、オマエが悪い、情報交換
研究者と実践者の関係を考えています。研究者と実践者の関係は「べき論」ではなく、「協働できる具体的実践」を通してしか考え得ないということを述べています。
- 「たかが意味、されど意味の時代」・・・会社・組織で起こっている問題の「ねっこ」は何か!?
「人は意味を求める」という観点から、人事・人材上の諸問題を考えてみました。
- マネジャーに「なる前」にできていて欲しいこと、「なった後」にわかること
マネジャーになる前にはできていて欲しいこと、マネジャーになってからしか学ぶことができないことがあります。
- 航空管制官のOJT:「誰かに訓練されている」か「誰かを訓練しているか」!?
6月、新入社員の方々のOJTも軌道?に乗り始めた頃だと思われるので、それにまつわる記事です。「誰かに訓練されている」か「誰かを訓練しているか」という航空管制官の仕事(OJT)について書いています。
- 組織変革に携わる人は、「複数の顔」で「境界綱渡り」をしながら「別れ」を生きる!?
組織変革、組織開発に携わる人々が、宿命として抱えなければならないものを考えてみました。
- インターンシップの6つのパターン:御社のインターンシップはどれ系ですか?
インターンシップを会社・組織で実施する場合、どのように位置づけるかは、その組織によって異なります。その6つの類型を考えてみました。
- 「徒弟制ロマンス」という落とし穴 - 徒弟制を成立させる社会的条件
マンガ「どうらく息子」を通して!?、徒弟制度について考えてみました。
- 難しいことをやさしく書くこと、難しいことをより難しくすること
「むずかしいことを やさしく やさしいことを ふかく」という井上ひさしさんの言葉から、「伝えるということ」について考えてみました。
- 「何がわからないか言ってごらん」という言葉は「わからなさ」をさらに増す!?
「何がわからないか言ってごらん」という言葉を、わたしたちはよく使いますね。この言葉も、人を追い込んでいく可能性があるというお話です。
- 増殖する「対話のない学会」「議論できない学会」
随分前からですが、学会の年大会を自分の中でどのように位置づけたらよいか、悩みます。
- 「自分の武器」を持ち「教えること」:海外ビジネスパーソンの語りから見えてくる「グローバル人材」とは?
「海外でグローバルに活躍できること」「海外でマネジメントを達成できること」とはいったい何でしょうか? 地に足をつけて考えたいですね。