立教大学 経営学部 教授。経営学習研究所 代表理事、最高検察庁参与、NPO法人カタリバ理事など。博士(人間科学)。企業・組織における人材開発・組織開発を研究。単著に「職場学習論」「経営学習論」(東京大学出版会)、「駆け出しマネジャーの成長論」(中公新書ラクレ)「フィードバック入門」(PHP研究所)、「働く大人のための学びの教科書」(かんき出版)などがある。立教大学経営学部においては、リーダーシップ研究所・副所長、ビジネスリーダーシッププログラム(BLP)の主査(統括責任者)をつとめる。
記事一覧
- 「日本人ビジネスパーソンの海外勤務」を密かに下支えしてきた3つの要因:場当たり的な海外勤務を超えて
ここ最近、企業の人材開発の課題に'''「グローバルにも活躍できる人材の育成」が入ってきています。海外勤務のシステムで改善できるポイントを考えてみました。
- 部下をもちはじめた頃から急速に失われる「3つの肌感覚」とは何か?
ある人が、ひとつの組織において偉くなり、「リーダー」として部下を指導する頃になると、急速に失われ始める感覚があります。これは長い仕事人生を考えた場合、失いたくないもののひとつです。
- 高度な統計学やらビックデータやらに「飛びつく以前」にビジネスパーソンに必要な思考法とは何か?
いっとき、統計学やビックデータが「ブーム」だった頃がありましたね。ビジネスパーソンに必要な思考というときに、何がもっとも重要なのかを考えてみました。
- 「専門家」として待遇があがる職業、あがらない職業!?
「ある職業」が「専門家」として社会から認知されるには、どういうことが重要なのでしょうか? 専門職になっていくプロセスとは「闘争の歴史」である、というお話です。
- 「ドサイアクなアウトプット」しか生み出さないグループワークの3つの特徴!?
「アチャパー」と目を覆いたくなるほど「ドサイアクなアウトプット」しか生み出さないグループワークには、ひそかに?共通点があります。その特徴を3つ論じてみました。
- 「問題を抱えたあの人」に「あなたの助け」が「届かない」理由!?
問題を抱えた人を「支援する」というのは、まことに難しいことです。自発的参加を促しても、参加そのものを見送る。強制にすれば「やらされ感」が漂う。問題を抱えた人をいかに支援するかについて考えました。
- 「実家のオカン」に電話しても通じるか法!?:むずかしいことをやさしく語るコツ!?
難しいことをやさしく伝えるためにはどうすればいいでしょうか? 「実家のオカンに電話をして話してみる」という謎のトレーニングについて論じて?みました。
- 実践家はなぜ「研究知見」をスルーするのか?:理論と実践の「死の谷」をこだまする罵声!?
理論と実践のあいだには「死の谷」に喩えられる深い溝があります。この「死の谷」を前にして「実践現場の改善のために研究者は何ができるのか」という、僕にしては「真面目なお話」です(笑)。
- 「勉強会での学び」を最大化する、たったひとつの「方法」とは!?
世の中には「勉強会」「読書会」「研究会」と称せられるものが無数にあります。そこでの学びを最大化する方法を考えてみました。
- 「親子の会話」を無味乾燥化する「ムリ、ウザイ、知らん」の中2病ウィルス!?
先だって、自分の子どもから「ムリ、ウザイ、知らん」を連発されている方からお悩み相談を受けました。トホホと同情するとともに、この問題の背後に、子の親に対する「甘え」らしきものを見つけた気がしました。
- ジョブズみたいに雄弁だけれど「論理ぶっとびまくりのプレゼン」の怪!?
この10余年で、学生のプレゼンテーションのスキルは向上した気がします。しかしロジック(論理)という意味では、まだまだ詰め切れていません。でも、昔よりは3倍マシです。昔は両方だめなんだから(笑)
- 「他人のミス」に「なぜ〜しなかったんだ!?」と叱っても「無意味」な理由!?
他人のミスを叱るとき、私たちは「なぜ〜しなかったんだ?」と、その理由を聞きがちです。しかし、この言葉はほとんど意味がありません。その理由を考えてみることにしましょう。
- 新入社員に「わからないことがあったら質問してね」と言っても、うまくいかない意外な理由!?
OJTの現場で、わたしたちはよく新入社員に「わからないことがあったら質問してね」といいます。しかし、実際、新入社員の方からは質問はなかなかでてこない。このメカニズムを考えます。
- 「パパ、僕って手遅れなの?」:9歳の子どもが怯える「早期教育・手遅れ言説」!?
「パパ、僕って手遅れなの?」・・・9歳になる息子が、早期教育?の広告をどこかで見つけてきて、こう言ってきました。そのときの親子の会話です。
- イマドキの大学生の「特徴」は何ですか?
人事系ビジネスパーソンの会合にて「最近の大学生の特徴は何ですか?」という質問をよく受けることがございます。今日はこの問いをきっかけに、今後の人事施策について考えてみました。
- あなたの家の「リモコンボタン」は「巻戻し」ですか?
「リモコンのボタンの変化」をネタにしてみました。知らず知らずのうちに変わっていることって多いですね。皆さんのまわりにも、リモコン以外で、変化していることってあるかもしれませんよ(笑)
- 「盛りすぎ感」と「均一感」の漂う「企業の求める人材像」の不思議!?
今年も就職戦線がはじまりますね。就職・採用の領域では「企業が求める人材像」という言葉をよく聞きます。でも、その人材像はすごく「盛られ」ていて、しかも「均一化」しているものです・・・この多様性の時代に。
- ここがヘンだよ!?「日本の居酒屋」:外国人の目からみた居酒屋の不思議!?
外国人の先生と居酒屋にご一緒した際、「日本の居酒屋」の不思議について、大変盛り上がりました。「とりあえずビール」「サンボンジメ」などは、とてつもなく不思議に感じられるようです。
- グローバル化とは「まさか、自分が」がひたひた広がることである!?
「グローバル化」とは「限られた人々の問題」だという見方がありますが、そうではないよ、というお話です。グローバル化は「まさか、自分が!」がひたひたと、知らないうちに進行していくことを論じてみました。
- 反面教師にしたい「瞬間湯沸かし器上司」と「置物上司」!?
人は、どのような上司から何を学んでいるのか。簡単なエクササイズを通して、このことを考えていました。「少年漫画上司」に「整流器上司」・・・世の中にはいろんな上司がいるようです。
- 「背中」と「現場」と「ガンバリズム」に甘える国ニッポン!? : この国の「人づくり」の隠れた規範
この国の「人づくり」は、これまで過剰に「背中」と「現場」と「ガンバリズム」に甘えてきたのではないか、という仮説を考えてみました。
- 「留学して英語がペラペラになる人」と「留学しても一言もしゃべれない人」は一体「何」が違うのか?
「留学して英語がペラペラになる人」と「留学しても一言もしゃべれない人」というのがいらっしゃいます。この「差」や「違い」は何によって生まれるのでしょうか。
- 「教養」とは「勉強」ではなく「自分を解放すること」である!?
世の中では「人間力」という概念がよく語られます。そして、昨今は「教養」についての興味も広がっているようです。今日は、この二つの概念を絡めながら、教養とは何かを考えてみました。
- 管理職が感染する「部下の話を傾聴できません症候群」とは!?
「部下の話を傾聴とは負けること」と「管理職が何も言わないことは、褒められること」などなど、管理職の中に蔓延する思い込みや囚われについて書いてみました。
- 職場の先輩は「新人がなぜ出来ないのか」がわからない人である!?
職場でなされるOJTの困難について書いてみました。職場の先輩は新人の出来ないことがわからないというお話しです。「仕事を出来るようになること」は「仕事が出来ないときのこと」を忘れることでもあります。