「連休中の激混みディズニーランド」は「個人のキャラ」を「見える化」する!?

(写真:アフロ)

 GW(ゴールデンウィーク)ですね、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 ところで、ゴールデンウィークというと、遊園地や遊戯施設にお出かけの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ちょっと前のことになりますが、我が家も、ディズニーランドに家族でいきました。

 しかも連休中のディズニーランドに(笑)。

 人でごった返して混んでいたことは言うまでもないにせよ、結論からいうと、妹夫婦家族のおかげで、とても愉しめました。ですが、一方で、僕はひとり、興味深い仮説を発見して、ウキウキしていました。

 その仮説的発見をワンセンテンスでのべるならば、

「連休中の激混みディズニーランド」とは「個人の潜在的資質」を「見える化」する装置なのではないか?

 ということです。

 ま、ワンセンテンスで述べると、

「連休中のディズニーランド」にいくと、ふだんは隠していた「個人の地が出る」ということですね。ま、「個人のキャラ」が「見える化」する。

 逆にいうと、「個人の潜在的資質」を知りたいときには、「連休中のディズニーランド」を利用するといいかもしれない、ということです。もしかすると、採用とかでも、使えるかもよ?

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 つまりこういうことです。

「連休中のディズニーランド」はとてつもなく混んでいて、誰もフラットに「弱ったな」「困ったな」「なんとかならないかな」という心理的葛藤の状況に置かれます。

 ま、でもどんだけ思ったとしても、どうにもならないんですけど(笑)人が突然いならないでしょ。

 そう、今日一日は運命共同体なんですよ、ディズニーランドのエントランスをくぐり抜けた、その瞬間から(笑)。

 実際、この日も、あるアトラクションの行列は「300分待ち」と表示されており、「300分という表示もできるんだ」なんて、僕は感心していました、、、ここまでくると「戦意を喪失」し、笑えてきませんか?(笑)人によっては「強ストレス」を感じるでしょうね。

 しかも子連れの場合は、そんなことは子どもはおかまいなしなので長い行列に並んだあげくもうちょっとというところで「パパ、おしっこ」となりますし、「はやくのりたい、のりたい、のりたい」とだだをこねることになります。

 心理的葛藤マックスですね! ひゃっほー!

ディズニーランド
ディズニーランド

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 そして、「誰も」がフラットに心理的葛藤を抱える自体に遭遇してしまった場合、そこには、その人がもっている「個人の潜在的資質らしきもの」が、ポロっと「出てしまう」と思うのです。

 人は「強ストレス環境」に置かれると、ふだんは隠している「個人の地」が、ポロリンコする。「目に見えるように」なってくる。

 どんなに隠していても、ポロリンしてしまうのです(笑)

 例えば、この日、僕は、少しでも何とか長い行列を短くしようと?、数人でも前に出し抜こうとして、あの手この手をつかって横入りをする方を、2、3、4、5、6、7、8人以上は拝見しました。もちろん、99.9%の方は、きちんと並んでいる。すごいですねー。

 でも、この現象、冷静に考えてみると、数人抜いたところで、少なくなる待ち時間は1分程度もないですよね。列をショートカットして「文句を言われるリスク」とそこから生じるコンフリクトを考えれば、それは「合理的判断」とは言えません。

 たぶん「日常」では、こんなことは起こらないのかな、なんて思ったのです。ディズニーという非日常の祝祭空間で、しかも、心理的葛藤がマックスにならないと、「合理的判断を超えたもの」はでてこない

 そして、これがディズニーマジックです。

 ディズニーの魔法は、人の深いところにある闇を「見える化」します(笑)。

 連休中のディズニーランドは「遊ぶ場所」ではなく、「見える化の舞台」だったんです(笑)

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 さらに例えばこの日、僕はケンカしているカップルをかなり見ました。もしかすると、ふだんはうまくいっているのかもしれないけれど、この状況だとね、、、ふだんは見たことがない相手の「潜在的なもの」を見てしまったのかもしれない

 ごめん、横で、こんな妄想してて(笑)。まぁ、仲良くしなよ。

 この日、長い行列に並んでいるあいだ、沈黙しているカップルもたくさん見ました。

 この長い行列に耐えるほど話題をもたせるってのは、よほどウマがあってなきゃね。 

 あと、話題を10、20ストックしたところで、持たないよ、300分は(笑)。

 だから、その場で、相手とコラボして、今起こっている出来事の中から、話題を創り出す能力や資質がなきゃならない

 半分冗談で、半分本気でいいますけど、もしかすると、

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「結婚前には、結婚を考えている相手と連休中のディズニーランドに出かけてみて、遊んでみるといいかもしれませんね。そうしたら、この人でいいかってことはわかるかもしれない」(笑)'''

 本当にウマがあっているか。どれだけ、コラボしながら、場をもたすことができるのか。どれだけしっくりして、この時間を愉しめるか。

 「連休中のディズーランド」はたしかに待ち時間は長い。

 でもね、「結婚後に相手と過ごす時間」は「連休中のディズーランド」よりもずっとずっと長いんだから(笑)。

 えっ、そんなのカップルなら、ディズニーランドくらい言われなくても行ってるって? こりゃ、失礼しました。真に受けないように。

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 今日は、いつになくしょーもないエントリーでした(笑)。

 でも、当日は、「ディズニーランドは、人の資質を見える化する」という、この仮説を思いついて以降(昼以降)、愉しくなっちゃいました。

 しょーもない仮説ですが、いかがでしょうか?

 採用面接とかでも取り入れたらいいんじゃないかな、と思いますが、ダメかな?費用かかりすぎ?

 そして人生は続く

(本記事は、中原の個人ブログ「NAKAHARA-LAB.NET」に2014年11月26日掲載されていた記事を、加筆・修正したものです)