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女性棋士の悲願 タイトル獲得、リーグ戦入りはいつか 囲碁観戦記者の予想は?

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
女性初のリーグ入りが期待される仲邑菫二段。2021年6月、日本棋院=筆者撮影

囲碁の世界は男女の区別なく同じ土俵で対局するのは、ご存じのとおり。

「女流棋士」という言葉はあるが、それは「女性の棋士」を示すだけ。男性でも女性でもプロは皆、「棋士」なのだ。

体格差はほとんど関係ない頭脳勝負だから当たり前、とも言えるが、おとなりの将棋の世界は、プロを養成する「奨励会」を勝ち抜かなければ「棋士」にはなれず、いまだ女性で「棋士」になった人はいない。「棋士」と「女流棋士」ははっきり違う世界だ。

スポーツ界も含め、男女関係なく同じ条件で戦える競技は珍しいのではないだろうか。

とはいえ、女性棋士は全棋士参加棋戦でタイトルを獲ったことはまだない。

上野愛咲美四段が竜星戦で準優勝したのが最高だ。

新人王戦で準優勝とあと一歩だった上野愛咲美四段。リーグ入りも期待できる。2021年10月、日本機院=筆者撮影
新人王戦で準優勝とあと一歩だった上野愛咲美四段。リーグ入りも期待できる。2021年10月、日本機院=筆者撮影

若手棋戦の若鯉杯では藤沢里菜五段(2020年)と上野四段(2021年)が、六浦雄太七段や孫喆七段ら元名人リーガーの一流棋士をなぎ倒して優勝している。実力的には遜色がないところまできているので、頂点に立つにはあともう少し、というところが現状だろうか。

ちなみに、お隣の韓国では、ゼイ(くさかんむりに内)乃偉九段が、「国手」のタイトルを獲っているので、女性が成し遂げられないわけはないのだ。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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