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師匠は弟子にする子どものどんな性質を重視するのか

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
インターネットで国際棋戦に臨む田中康湧二段=2020年8月1日、筆者撮影

8月に開催された20歳以下の若手国際棋戦「グロービス杯世界囲碁U-20」で、田中康湧二段が日本勢で唯ひとり2回戦に進み、注目されました。

その2回戦も大優勢を築き、あと一歩で韓国棋士を倒す惜敗でした。

田中二段はどうやって見いだされ、プロになって行ったのでしょうか。

'''子どもにどんな才能、能力があるのか。それがどこまで伸びていくのか。親であっても判断することは難しいところ。

子どもの才能を見抜くポイントについて、田中二段の師匠である古谷裕八段に話をうかがいました。'''

古谷裕八段は18年前から大阪で子ども囲碁教室の講師を始め、弟子を取り始めたのが8年前。そして3年前の2017年、田中康湧二段と大川拓也初段の弟子ふたりをプロデビューさせました。

――何歳のときに、田中二段をお弟子に取られたのですか?

古谷「初めて出会ったのは小学4年ですが、正式に弟子になったのは院生になった小学6年からです。初めて見たときに、光っていたので、これはと思ってすぐに声をかけました

――どんなところが光っていたのでしょうか。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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