師匠は弟子にする子どものどんな性質を重視するのか
8月に開催された20歳以下の若手国際棋戦「グロービス杯世界囲碁U-20」で、田中康湧二段が日本勢で唯ひとり2回戦に進み、注目されました。
その2回戦も大優勢を築き、あと一歩で韓国棋士を倒す惜敗でした。
田中二段はどうやって見いだされ、プロになって行ったのでしょうか。
'''子どもにどんな才能、能力があるのか。それがどこまで伸びていくのか。親であっても判断することは難しいところ。
子どもの才能を見抜くポイントについて、田中二段の師匠である古谷裕八段に話をうかがいました。'''
古谷裕八段は18年前から大阪で子ども囲碁教室の講師を始め、弟子を取り始めたのが8年前。そして3年前の2017年、田中康湧二段と大川拓也初段の弟子ふたりをプロデビューさせました。
――何歳のときに、田中二段をお弟子に取られたのですか?
古谷「初めて出会ったのは小学4年ですが、正式に弟子になったのは院生になった小学6年からです。初めて見たときに、光っていたので、これはと思ってすぐに声をかけました」
――どんなところが光っていたのでしょうか。
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