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WBCメンバーが活躍、先発と中継ぎで7回無失点 キム・ヒョンスが先制決勝打、パク・ヘミンが2点適時打

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
キム・ユンシク、チョン・ウヨン、キム・ヒョンス、パク・ヘミン(写真LGツインズ)

21日のKBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

LGツインズ-ハンファイーグルス(チャムシル)はLGのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表メンバーの4人が活躍を見せた。

先発の左腕キム・ユンシクはストライクを先行させ、内角を突く直球、タイミングを外すチェンジアップでハンファ打線を抑えた。6回77球を投げて被安打3。併殺打3つを打たせて無失点に抑えた。

7回にマウンドに上がったチョン・ウヨンも好投。先頭打者に死球を与えるも、続く打者3人から連続三振を奪った。

LG打線は1回裏1死一塁で、3番キム・ヒョンスが右中間への二塁打で先制。1-0のまま突入したゲーム中盤、6回裏2死満塁で代打で登場のパク・ヘミンがレフトの前に落ちる2点タイムリーを放ち、3-0とリードを広げた。

試合は4-1でLGが勝利しLGは4連勝。SSGランダーズとの同率1位をキープした。敗れたハンファは3連敗。

◇5月21日(日)の結果

・LG 4 - 1 ハンファ(チャムシル)

 勝:キム ユンシク

 敗:ペーニャ

・KT 7 - 3 トゥサン(スウォン)

 勝:ベンジャミン

 敗:チェ ウォンジュン

・KIA 0 - 1 キウム(クァンジュ)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ヤン ヒョンジョン

・ロッテ 3 - 6 SSG(プサン)

 勝:マッカーティ

 敗:バーンズ

・NC 1 - 2 サムスン(チャンウォン)

 勝:オ スンファン

 敗:リュ ジンウク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「『捕手の打撃妨害』が『打者の守備妨害』だったとミスジャッジ認める」

20日のLG-ハンファの9回裏、1-1で迎えたLGの攻撃。無死一塁で一塁走者がスタート。打者のチョン・ジュヒョンはバントの構えからヒッティングに切り替え、外角に外したボールに対しバットを投げて当てようとした。しかしバットは捕手チェ・ジェフンの左腰を直撃。4人の審判が協議の上、「捕手の打撃妨害」として打者は一塁に進塁した。

試合は延長戦に突入。その延長戦の最中、KBO審判委員会は9回裏の判定に対しての見解を表明。「『打者の守備妨害』と判定すべきだった」として「今後当該審判陣に対しての処分を発表する」と発表した。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

SSG戦に2番レフトで出場。1打席目サードゴロで一塁走者が二塁フォースアウト、2打席目空振り三振、3打席目四球、後続のヒットでホームに還った。4打席目レフトフライ、5打席目セカンドゴロ。4打数無安打1四球1得点、打率2割9分4厘。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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