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ブキャナン8回1失点もオ・スンファンが救援失敗 LG新助っ人が代打サヨナラ打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打のオースティン(写真:LGツインズ/初報から差し替え)

8日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

LGツインズ-サムスンライオンズ(チャムシル)は両先発投手が好投。LGのキム・ユンシクは5回2安打無失点、サムスンのデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)は初回に1点を与えるも、2回以降は完ぺきな投球で8回110球を投げて被安打3、失点1でマウンドを降りた。

0-1で9回表を迎えたサムスンは、1死満塁で犠飛により1点を挙げて土壇場で同点に。サムスンは9回裏に抑えのオ・スンファンを投入した。一方LGは2死でサヨナラの走者を一塁に置き、前日走塁時に足を痛めて先発を外れていたオースティン・ディーンを代打で起用した。

この場面でオースティンは、ライトオーバーの二塁打を放ち一塁走者が生還。LGが2-1でサヨナラ勝ちし3連勝を飾った。サヨナラ打のオースティンは7試合で23打数9安打、打率3割9分1厘。一方、好投のブキャナンを援護出来なかったサムスンは3連敗となった。

◇4月8日(土)の結果

・LG 2 - 1 サムスン(チャムシル)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:オ スンファン

・ハンファ 5 - 7 SSG(テジョン)

 勝:コ ヒョジュン

 敗:ナム ジミン

・KIA 7 - 6 トゥサン(クァンジュ)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:キム ミョンシン

・ロッテ 3 - 7 KT(プサン)

 勝:ベンジャミン

 敗:ストレイリー

・NC 11 - 5 キウム(チャンウォン)

 勝:キム ジンホ

 敗:キム ドンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「チョン・ウヨン史上最速で100ホールド達成」

LGのチョン・ウヨンがサムスン戦の4番手で登板し、打者4人を抑えて今季2ホールド目。通算ホールド数を100とした。261試合、23歳での到達は史上最速、最年少。2019年にプロ入りのチョン・ウヨンは1年目に16ホールドで新人王に。昨季は35ホールドでタイトルを獲得した。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KTウィズ戦に1番センターで先発出場。1打席目ショートゴロ、2打席目高いバウンドでサードの頭の上を越えるヒット、3打席目レフトフライ、4打席目センターへの大きなフライ、5打席目のファーストゴロはベースカバーに入った投手がエラーし出塁した。5打数1安打。

⇒ 安田権守、レギュラーで打率3割残すも「現実は甘くなかった」 来季(今季)はロッテジャイアンツでプレー

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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