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【韓国シリーズ】3回に集中打で5得点 打順入れ替え成功のキウムが勝って2勝2敗に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
バントヒットを含む2安打2打点のシン・ジュンウ(写真:キウムヒーローズ)

公式戦1位のSSGランダーズと、プレーオフを勝ち上がった3位のキウムヒーローズが対戦する韓国シリーズの第4戦は、前日に勝利したSSGが初回に1点を先制。SSGペースで進むかと思われたが、キウムは2回裏に8番シン・ジュンウのバントヒットで三塁走者が生還し、すぐさま同点に追いついた。

さらにキウムは3回裏、この日2番起用のチョン・ビョンウがレフトへの二塁打で出塁すると、3番イ・ジョンフのライト前タイムリーで勝ち越しに成功。1死後、5~8番の4連打で4点を追加し、6-1と序盤に5点をリードした。

追うSSGは6、7、8、9回と2死満塁のチャンスを作るも、得点は7回の2点のみ。追い上げるには至らなかった。

試合は6-3でキウムが勝利し、対戦成績を2勝2敗のタイとした。この日のキウムは不振のキム・ヘソンを外すなど打順を大きく入れ替え、8番に入ったシリーズ初出場の3年目シン・ジュンウが、2安打2打点を記録するなど活躍を見せた。

敗れたSSGは13安打、8つの四死球で再三チャンスを作るも、13残塁と拙攻が響いた。

韓国シリーズは7戦4先勝制。第5戦は移動日を挟んで7日に行われる。1位SSGへのアドバンテージはないが、5戦以降の3試合はすべてSSGの本拠地インチョンSSGランダーズフィールドでの開催となっている。

◇11月5日(土)の結果

・韓国シリーズ第4戦

 キウム 6 - 3 SSG(コチョク)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:モリマンド

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「韓国コーチ陣が侍強化試合を視察」

韓国野球委員会(KBO)は来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に備え、韓国代表チームのコーチ陣を侍ジャパン強化試合が行われる東京に派遣したと明らかにした。

キム・ギテ打撃コーチ(KT2軍監督)とペ・ヨンス投手コーチ(ロッテ投手コーチ)、スコアラーを務めるホ・サムヨン前サムスン監督らは、5日(対日本ハム)、6日(対巨人)と東京ドームで視察。9、10日にはオーストラリア戦が行われる札幌ドームを訪れる予定だ。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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