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【プレーオフ】キウム3連勝で韓国シリーズへ LGは20年ぶりのシリーズ進出ならず<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
勝ち越し弾を放ったプイグ(写真:キウムヒーローズ/初報から差し替え)

キウムヒーローズ2勝、LGツインズ1勝で迎えたプレーオフ第4戦は、キウムが4-1で勝利し、3年ぶりの韓国シリーズ進出を決めた。キウムは初戦を落とすも、2、3、4戦と3連勝し、準プレーオフに続いてプレーオフを制した。

キウム、LG共に第1戦に先発したタイラー・エップラー(元オリックス)、ケイシー・ケリーの両投手が中3日で登板。エップラーは初回に1死後3連打を喫し1失点すると、一方のケリーも全く同じ形で1点を許し1-1となった。

キウムは3回、5番ヤシエル・プイグがセンターバックスクリーンにソロアーチを叩きこんで勝ち越しに成功。その後両チーム得点がないまま試合が進んだが、キウムは7回にプイグ、キム・テジンの連続タイムリーで貴重な2点を追加した。キウムの先発エップラーは6回7安打1失点で勝ち投手になっている。

キウムの韓国シリーズ進出は2019年以来3年ぶり。公式戦1位のSSGランダーズと対戦する。両チームのシリーズでの顔合わせは前身球団も含めて初めてだ。

敗れたLGは3位と7ゲーム差の2位で公式戦を終えてプレーオフに直行するも、20年ぶりの韓国シリーズ進出とはならなかった。

韓国シリーズは11月1日からSSGの本拠地・インチョンSSGランダーズフィールドでスタート。7戦4先勝制で行われる。1位チームへのアドバンテージはない。

◇10月28日(金)の結果

・プレーオフ第4戦

キウム 4 - 1 LG(コチョク)

勝:エップラー

敗:ケルリ(ケリー)

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「サムスン、来月から沖縄で秋季キャンプ」

パク・チンマン新監督の就任式を行ったサムスンライオンズは、監督の要望により沖縄で秋季キャンプを実施することを明らかにした。沖縄には11月2日から25日までの滞在で、サムスンが05年から使用し、施設への投資も行っている恩納村のONNA赤間ボール・パークで行われる。サムスンの同球場でのキャンプはコロナ禍以前の20年春まで行われ、秋のキャンプは18年以来となる。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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