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3位KTが最終戦でサヨナラ負けし4位転落 13日からKIAとワイルドカード決定戦<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打を放ったオ・ジファン(写真:LGツインズ)

11日のKBOリーグはLGツインズ-KTウィズ(チャムシル)の1試合が18時30分開始で行われた。この試合が今季のKBOリーグ公式戦最終戦。

LGは2位が確定しているが、一方のKTはこの日勝てば単独3位をキープし、ポストシーズンの準プレーオフに進出。敗れる4位に転落し5位とのワイルドカード決定戦行きとなる戦いとなった。

試合はKTが5-4の1点リードで迎えた9回裏、LGが1死満塁のチャンスを作ると、4番チェ・ウンソンのレフトへの犠牲フライで5-5の同点に。2死一、二塁となって5番オ・ジファンがライトオーバーのヒットを放ち、LGが6-5でサヨナラ勝ちを収めた。

敗れたKTは4位でシーズン終了。4、5位が対戦するワイルドカード決定戦は、当初あす12日開始を予定していたが、出場チームの公式戦終了から最低1日のインターバルを設けるため、1日順延となって13日にKTとKIAタイガースの対戦で行われる。

これで全10球団が144試合を戦い、2022年の公式戦全日程が終了した。最終順位は以下の通り。

1位 SSGランダーズ

2位 LGツインズ

3位 キウムヒーローズ ※

4位 KTウィズ ※

5位 KIAタイガース

<以上、ポストシーズン進出チーム>

6位 NCダイノス

7位 サムスンライオンズ

8位 ロッテジャイアンツ

9位 トゥサンベアーズ

10位 ハンファイーグルス

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※キウムとKTは同率3位だが直接対決の勝敗差でキウムが上回り、ポストシーズンには3位キウム、4位KTでの出場となる。

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◇10月11日(火)の結果

・LG 6 - 5 KT(チャムシル)

 勝:コ ウソク

 敗:キム ジェユン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「トゥサン監督が退任」

トゥサンベアーズは11日、キム・テヒョン監督(55)との契約満了を発表した。同監督は2015年の就任以来、7年続けて韓国シリーズに進出。3度チャンピオンになっている。今季のトゥサンは就任後初のBクラスとなる9位で、3年契約の最終年でもあった。新監督は後日発表される見込みだ。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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