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キウムが7回以降に11得点 首位SSGのリリーフ陣、シーズン終盤に崩壊続く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)

29日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-キウムヒーローズ(インチョン)はキウムが14-9で勝利。キウムは3点を追う7回に同点に追いつくも、その裏に3失点し再び追う展開に。しかし8回に6点を挙げて逆転に成功し、9回にさらに2点を挙げて大差をつけた。

20安打を記録したキウムは、3番イ・ジョンフが23号3ランを含む4安打5打点。9番ソン・ソンムンが11号3ラン、12号2ランなどで3安打6打点の活躍を見せた。3位のキウムは、この日敗れると4位に転落するところだったが踏みとどまっている。

一方の首位SSGはシーズン終盤にリリーフ陣の崩壊が続き連敗。しかし2位LGツインズも敗れたためゲーム差2.5は変わっていない。

◇9月29日(木)の結果

・LG 3 - 5 KT(チャムシル)

 勝:シム ジェミン

 敗:イ ミンホ

・SSG 9 - 14 キウム(インチョン)

 勝:キム ドンヒョク

 敗:キム テクヒョン

・ハンファ 5 - 6 トゥサン(テジョン)

 勝:ブランドン

 敗:チョン ウラム

・サムスン 3 - 0 NC(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:ルチンスキー

・KIA 5 - 4 ロッテ(クァンジュ)

 勝:イム ギヨン

 敗:ストレイリー

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「先発全員奪三振も負け投手に」

ロッテジャイアンツのダン・ストレイリーがKIAタイガース戦に先発登板し、KIAの先発打者全員から三振を奪い三振11個を記録した。ストレイリーは6回1/3を投げて被安打4。しかし味方の守備の乱れもあり5失点で負け投手になっている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

キウムの2軍、コヤンヒーローズ戦での出場はなかった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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