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ハンファが延長戦制して3連勝/先発投手が申告敬遠で0球降板の珍事もノーゲームに<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
雨で開始が遅れて1回裏で20:09のLG-KT戦(写真:ストライク・ゾーン)

16日のKBOリーグは1試合が降雨ノーゲーム、4試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-ハンファイーグルス(クァンジュ)は延長戦に突入。両チーム計16人の投手がマウンドに上がった試合は、12回表に1点を勝ち越したハンファが7-6で勝利。3連勝とした。

ハンファの7番手ユン・サンフムがプロ4年目で初勝利を挙げている。敗れたKIAは5連敗。

◇9月16日(金)の結果

・LG 中 止 KT(チャムシル)

 勝:

 敗:

・サムスン 11 - 13 トゥサン(テグ)

 勝:ホン ゴンヒ

 敗:ホン ジョンウ

・KIA 6 - 7 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ユン サンフム

 敗:コ ヨンチャン

・ロッテ 10 - 12 キウム(プサン)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:バーンズ

・NC 0 - 10 SSG(チャンウォン)

 勝:パク チョンフン

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「先発投手が初回先頭打者を申告敬遠し、0球で降板」

LGツインズ-KTウィズ(チャムシル)は試合開始直前に降り始めた雨により、1時間19分遅れでスタート。両チームとも先発投手の投球は困難と考え、LGのアダム・プルトコは1回表、先頭打者を申告敬遠で歩かせると0球で降板した。

一方、KTのウェス・ベンジャミンも、1回裏に1番打者を一塁ゴロに打ち取ると、3球で2番手投手と交代するという珍しいケースとなった。出場した投手は打者1人以上との対戦が完了しないと交代出来ないため、とった策だった。

試合は3回裏途中、再び雨が強く降り出して30分の中断後、降雨ノーゲームに。両先発投手の初回打者1人での降板は幻の珍記録となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

SSGランダーズとの2軍戦に1番センターで先発出場。レフトへのヒット、センターフライ、レフトフライだった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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