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昨オフ戦力外の元代表38歳 前半戦先発で5勝、後半戦は中継ぎで9試合無失点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
中継ぎ9試合目も無失点投球のノ・ギョンウン(写真:SSGランダーズ)

10日のKBOリーグは1試合が雨で中止、4試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-KTウィズ(インチョン)は4-2でSSGが勝利。首位のSSGは3連勝で、試合がなかったLGツインズとのゲーム差を8.5に広げた。

SSGは6回から2番手投手としてノ・ギョンウンが登板。ノ・ギョンウンは2回をパーフェクトに抑えて、3ホールド目を挙げた。

プロ20年目、38歳のノ・ギョンウンは昨オフにロッテジャイアンツを戦力外となって、今季SSG入り。手術離脱中の投手の代替として先発を任されると前半戦で5勝。先発の顔ぶれが揃った後半戦は、リリーフとして9試合連続無失点と役割を果たし、4勝を挙げている。

トゥサンベアーズ在籍時の2013年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として参加。その後、引退騒動などもあったが、新天地で迎えた今季はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、そしてフォーク、ナックルなど多彩な変化球と投球術で打者を打ち取っている。

◇8月10日(水)の結果

・トゥサン 0 - 11 NC(チャムシル)

 勝:イ ジェハク

 敗:チェ ウォンジュン

・キウム 3 - 4 ロッテ(コチョク)

 勝:キム ユヨン

 敗:イ スンホ

・SSG 4 - 2 KT(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ベンジャミン

・ハンファ 中 止 LG(テジョン)

 勝:

 敗:

・サムスン 3 - 2 KIA(テグ)

 勝:オ スンファン

 敗:ハン スンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

映像:8月10日の試合結果紹介(「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ))

◆「キム・グァンヒョン10度目の2ケタ勝利」

KT戦に先発したSSGのキム・グァンヒョンが5回7安打2失点で、自身10度目の2ケタ勝利となる10勝目(2敗)を挙げた。防御率は1.82でリーグ唯一の1点台を記録している。また通算146勝となってソン・ドンヨル(元KIA監督)と並んで歴代5位タイとなった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

この日登録抹消。18時からのSSGとの2軍戦は雨で中止となった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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