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20年のドラ1右腕が5回無失点で初勝利 助っ人打者がランニング満塁HRでダメ押し<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初勝利を挙げたキム・テギョン(写真:NCダイノス)

7日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

ロッテジャイアンツ-NCダイノス(プサン)はNCの先発キム・テギョンが好投。縦の変化球を生かし、5回67球を投げて9つの内野ゴロを打たせた。奪った三振は一つでロッテ打線を1安打に抑え、得点を与えなかった。

NC打線は2回に6点を挙げるなどキム・テギョンを援護し、試合は14-0でNCが大勝。2020年のドラフト1次指名で3年目のキム・テギョンはプロ初勝利を挙げた。

この試合19安打を記録したNCは、7回に5番ニック・マティーニが右中間に13号ランニング満塁ホームランを放っている。

◇8月7日(日)の結果

・LG 5 - 0 キウム(チャムシル)

 勝:プルトコ

 敗:エップラー

・SSG 7 - 6 サムスン(インチョン)

 勝:モリマンド

 敗:キム ユンス

・KT 5 - 6 ハンファ(スウォン)

 勝:カン ジェミン

 敗:イ チャンジェ

・KIA 5 - 4 トゥサン(クァンジュ)

 勝:ハン スンヒョク

 敗:チャン ウォンジュン

・ロッテ 0 - 14 NC(プサン)

 勝:キム テギョン

 敗:イ インボク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ランニング満塁HRは史上4度目」

マティーニのランニング満塁ホームランはリーグ史上4度目。初記録は1988年、ピングレイーグルス(現ハンファ)のコ・ウォンブ(吉村元富、元南海)がMBCチョンニョン戦で打ったものだった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦に9番ライトで先発出場。1打席目サード線への内野安打、2打席目セカンドゴロ、3打席目レフトフライ、4打席目ショートゴロ、9回裏の守備からレフトにポジションを代えた。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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