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新加入のモリマンドが初登板初勝利 首位SSGが60勝一番乗り<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初登板初勝利のショーン・モリマンド(写真:SSGランダーズ)

27日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-LGツインズ(インチョン)はSSGの先発マウンドに、今月19日に登録された新外国人選手ショーン・モリマンドが登板。左腕のモリマンドは序盤は直球でコーナーを丁寧に突き、中盤は落差あるカーブを見せLG打線を抑えていった。モリマンドは6回86球を投げて被安打2、無失点。6つの三振を奪った。

SSGは5回に先制の12号ソロを放った6番のハン・ユソムが3打点の活躍。19日に加入の外野手、7番のフアン・ラガレスも2打点を記録し、SSGが6-3で勝利した。モリマンドは初登板初勝利。首位のSSGは60勝一番乗りとなった。

◇7月27日(水)の結果

・トゥサン 6 - 5 ロッテ(チャムシル)

 勝:パク チグク

 敗:キム ドギュ

・SSG 6 - 3 LG(インチョン)

 勝:モリマンド

 敗:イム チャンギュ

・KT 5 - 4 キウム(スウォン)

 勝:イ チェホ

 敗:ムン ソンヒョン

・サムスン 11 - 10 ハンファ(ポハン)

 勝:ウ ギュミン

 敗:キム ボムス

・KIA 9 - 5 NC(クァンジュ)

 勝:ハン スンヒョク

 敗:イ ジェハク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

映像:7月27日の試合結果紹介(「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ))

◆「60勝一番乗りチームの優勝確率は?」

60勝に最も早く到達したチームが公式戦1位になったのは、過去32年(前後期制と2リーグ制を除く)のうち、24回で確率は75%とのこと。しかし韓国シリーズを制したのは19回で59.4%と下がっている。SSGは前身のSKワイバーンズが2019年に今回と同じ90試合目で60勝一番乗りとなったが、公式戦は2位で終わった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

ロッテジャイアンツ戦に1番ライトで先発出場。1打席目レフト線への二塁打。次打者のヒットで先制のホームを踏んだ。2回の2打席目は一塁走者の盗塁死で3回に打ち直しとなって、サードライナー。5回の3打席目は無死一、三塁で初球をライト前にタイムリーヒットを放ち同点とした。4打席目はショートゴロ。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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