Yahoo!ニュース

おかえりホ・ギョンミン 負傷から復帰し逆転満塁弾でチームの連敗を5で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝満塁弾を放ったホ・ギョンミン(写真:トゥサンベアーズ)

6日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

5連敗中のトゥサンベアーズと9連勝中のキウムヒーローズの対戦は、キウムの先発エリック・ヨキッシュが好投。7回途中までトゥサン打線を0点に抑えた。

しかし2点を追うトゥサンは、ヨキッシュ降板後の7回1死に満塁のチャンスを作ると、1番ホ・ギョンミンがキウムの2番手キム・テフンからレフトに3号満塁ホームラン。4-2と逆転に成功した。

チームの中心的存在のホ・ギョンミンは6月14日のキウム戦、ホームでのクロスプレーで右ひざのじん帯を痛めて登録抹消。今月5日に1軍に復帰し、2戦目となったこの日、3安打4打点の活躍を見せた。

試合はトゥサンが5-2で勝利し、連敗を5でストップ。キウムの連勝は9で止まった。ホ・ギョンミンの満塁弾が決勝打となっている。

◇7月6日(水)の結果

・トゥサン 5 - 2 キウム(チャムシル)

 勝:チェ スンヨン

 敗:キム テフン

・SSG 5 - 12 ロッテ(インチョン)

 勝:イ インボク

 敗:ノ ギョンウン

・ハンファ 3 - 4 NC(テジョン)

 勝:ウォン ジョンヒョン

 敗:チャン シファン

・サムスン 9 - 10 LG(テグ)

 勝:キム ジンソン

 敗:オ スンファン

・KIA 1 - 8 KT(クァンジュ)

 勝:デスパイネ

 敗:ヤン ヒョンジョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

映像:7月6日の試合結果紹介(「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ))

◆「イ・デホの引退ツアーは球宴からスタート」

今シーズン限りでの現役引退を表明している、イ・デホ(ロッテ)の「引退ツアー」が7月16日のオールスター戦からスタート。5回裏の攻撃終了後にセレモニーが行われる。

引退ツアーとは所属チームのホームゲームだけではなく、ビジターの各球場でもリーグ主導で引退セレモニーを行うこと。KBOリーグの引退ツアーは2017年のイ・スンヨプ(元サムスン)に次いで2度目。イ・スンヨプの時は8月から9月にかけてビジター9球場で実施し、10月の本拠地での引退試合でフィナーレとなった。

(関連記事:釜山ロッテ大勝/李大浩のビジターでの「引退興行」決定。スンちゃんに次いで2人目

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

2日のKTウィズ戦で飛球を追った際にフェンスにジャンプし衝突。左肩の打撲により3日に登録抹消となった。大事には至らず13日に登録が可能だが、今後の日程は14日に前半戦が終わり、21日までオールスターブレイクに入るため、後半戦からの復帰が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事