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ブキャナン(元ヤクルト)5勝目、キウムの連勝を7で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
5勝目を挙げたデービッド・ブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

6月1日、韓国は統一地方選挙の投票日のため休日。KBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

7連勝中で2位のキウムヒーローズと借金2で6位のサムスンライオンズの対戦は、昨年共に16勝を挙げて、最多勝のタイトルを分け合ったエリック・ヨキッシュ(キウム)とデービッド・ブキャナン(サムスン、元ヤクルト)が先発。

試合はサムスンが初回に2本のタイムリーで3点を先制。序盤にリードをもらったブキャナンは2回裏、キウムの8番ヤシエル・プイグのタイムリーヒットで1点を喫するも、3回以降は走者を得点圏に置いても得点を与えない粘りの投球を見せた。

試合はキウムが12安打を記録するも12残塁の拙攻で、4-2でサムスンが勝利。キウムの連勝は7でストップした。

サムスンの先発ブキャナンは6回97球を投げて被安打9、失点1で5勝目(3敗)。負け投手となったヨキッシュは6勝4敗。

◇6月1日(水)の結果

・トゥサン 3 - 7 KIA(チャムシル)

 勝:ロニ―

 敗:ストック

・キウム 2 - 4 サムスン(コチョク)

 勝:ブキャナン

 敗:ヨキッシュ

・SSG 2 - 1 KT(インチョン)

 勝:コ ヒョジュン

 敗:キム ミンス

・ハンファ 3 - 0 NC(テジョン)

 勝:ユン デギョン

 敗:イ ジェハク

・ロッテ 5 - 14 LG(プサン)

 勝:プルトコ

 敗:ナ ギュンアン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

映像:6月1日の試合結果紹介(「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ))

◆「ハンファ新外国人投手を獲得」

ハンファは新外国人選手として前ドジャースのイェフリー・ラミレス(YEFRY RAMIREZ)投手の獲得を発表。先発投手として期待されるラミレスは6月末にチームに合流予定となっている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦の6回裏、8番パク・ケボムの代打で出場し見逃し三振だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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