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元カープのクロンが4打数4安打 リーグトップ7度目の決勝打を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
「C」のヘルメットでタイムリーを放ち歓喜するクロン(写真:SSGランダーズ)

22日のKBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

首位SSGランダーズと3ゲーム差で追う2位LGツインズの対戦は、1-0でLGがリードの8回裏、追うSSGの1番チュ・シンスに4号ソロが飛び出し同点に追いついた。

さらにSSGは2死一、二塁のチャンスを作ると4番ケビン・クロン(元広島)がライト前へヒット。二塁走者が還ってSSGが2-1として勝ち越しに成功した。SSGはこの回さらに1点を追加し、3-1で勝利を収めた。

勝ち越しタイムリーのクロンは4打数4安打で、決勝打はこの日が7度目。リーグ1位を記録している。クロンのここまでの成績は43試合に出場、打率2割7分、9本塁打、31打点。

SSGは日曜日のホームゲームで1947年に4大都市対抗全国野球大会で優勝した、地元インチョン(仁川)軍の復刻ユニフォームを着用している。ヘルメットの「C」の文字は当時の帽子に施された同地域の地名、チェムルポ(済物浦)の頭文字とのことだ。

◇5月22日(日)の結果

・トゥサン 4 - 5 ロッテ(チャムシル)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:キム ガンリュル

・キウム 5 - 6 ハンファ(コチョク)

 勝:キム ジョンス

 敗:キム ソンジン

・SSG 3 - 1 LG(インチョン)

 勝:チョ ヨハン

 敗:キム ジンソン

・サムスン 4 - 3 KT(テグ)

 勝:ホン ジョンウ

 敗:デスパイネ

・KIA 8 - 6 NC(クァンジュ)

 勝:イ ウィリ

 敗:ソン ミョンギ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「KTが2日続けてトレードを発表。」

KTウィズは21日、LGからトレードでチャン・ジュンウォン内野手を獲得し、2023年の新人ドラフト5ラウンドの指名権を譲渡。また22日にはSSGとの1対1のトレードを発表した。下手投げのイ・チェホ投手が加わり、左腕のチョン・ソンゴン投手がSSGに移った。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

ロッテジャイアンツ戦に1番ライトで先発出場。1打席目ピッチャーゴロ、2打席目空振り三振、3打席目空振り三振の際に一塁走者がスタートを切るも盗塁失敗。4打席目はセカンドゴロだった。5打席目は1点を追う9回裏の先頭打者として回り、ショートゴロ悪送球で出塁し、二塁に進塁した。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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