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1軍復帰の35歳が2試合連続弾 逆転3ランでチームを勝利に導く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
逆転3ランを放ったイ・ウォンソク(写真:サムスンライオンズ)

30日のKBOリーグは、1試合が14時開始、4試合が17時開始で行われた。

14時開始のKIAタイガース-サムスンライオンズ(クァンジュ)は、サムスンが2-4で2点を追う8回表1死一、二塁で、サムスンの5番イ・ウォンソクが高めの直球をレフトへ豪快に運ぶ2号3ラン。2戦連続となるイ・ウォンソクの一発でサムスンが5-4と逆転に成功した。

サムスンは1点リードを8回2死から登板の5番手投手、オ・スンファンが守って勝利。サムスンは連勝で、敗れたKIAは4連敗となった。オ・スンファンは5セーブ目。

決勝弾を放ったイ・ウォンソクは開幕直前、感染症関連によるコンディション不良で戦列を離れ、今月28日に1軍に復帰。29日から先発出場すると2試合連続の一発で、18年目35歳の貫録を見せた。

◇4月30日(土)の結果

・LG 1 - 3 ロッテ(チャムシル)

 勝:イ インボク

 敗:キム ユンシク

・キウム 4 - 1 KT(コチョク)

 勝:チョン チャンホン

 敗:コ ヨンピョ

・SSG 2 - 1 トゥサン(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:クァク ピン

・KIA 4 - 5 サムスン(クァンジュ)

 勝:イ ジェイク

 敗:チャン ヒョンシク

・NC 0 - 2 ハンファ(チャンウォン)

 勝:キム ミンウ

 敗:イ ジェハク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「2軍でタイブレーク導入」

韓国野球委員会(KBO)は29日、試合のスピードアップのため、6月から2軍戦でタイブレーク制を試験的に導入すると発表した。タイブレーク制は同点で延長戦に突入後、延長10回から決着がつくまで行われる。KBOでは2軍での実施結果を分析した後、1軍でも導入するか決めるとしている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

SSGランダーズ戦の9回表1死でチョン・スビンの代打で出場。セカンドゴロだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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