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イ・デホ(元オリックス、ソフトバンク)日韓通算450号 KBOでは歴代単独3位に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先制1号ソロを放ったイ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

17日のKBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-KTウィズ(プサン)は2回裏、ロッテの6番イ・デホがレフトへ1号ソロを放って先制した。

イ・デホはこの一発でKBOリーグでの通算本塁打数を352として、歴代3位で並んでいたヤン・ジュンヒョク(元サムスン)を抜いて単独3位となった。

試合はロッテが4、6回とそれぞれ1点を追加。ロッテの先発左腕のチャーリー・バーンズがKT打線を9回2死まで0点に抑え、最後は2番手のチェ・ジュンヨンが締めてロッテが3-0で勝利した。

好投のバーンズは3勝負けなし。先制弾が決勝打となったイ・デホは4打数3安打で、打率を3割8分3厘(リーグ6位)に上げた。

◇4月17日(日)の結果

・トゥサン 2 - 6 キウム(チャムシル)

 勝:ユン ジョンヒョン

 敗:チェ スンヨン

・SSG 7 - 5 サムスン(インチョン)

 勝:ノバ

 敗:ウォン テイン

・ハンファ 7 - 8 LG(テジョン)

 勝:コ ウソク

 敗:キム ジョンス

・ロッテ 3 - 0 KT(プサン)

 勝:バーンズ

 敗:オム サンベク

・NC 3 - 4 KIA(チャンウォン)

 勝:チョン サンヒョン

 敗:リュ ジンウク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・デホ日韓通算450本塁打に」

イ・デホはKBOリーグでの352本塁打と、2012年から4シーズン、オリックスとソフトバンクで記録したNPBでの98本塁打を合わせると、日韓通算450本に到達。イ・デホは16年に在籍したマリナーズでは14本塁打を放ち、日米韓では通算464本となる。6月で40歳のイ・デホは今季限りでの現役引退を表明している。

(関連記事:釜山ロッテ大勝/李大浩のビジターでの「引退興行」決定。スンちゃんに次いで2人目

KBOリーグの歴代最多本塁打はイ・スンヨプ(元サムスン)の467本。NPB(千葉ロッテ、巨人、オリックス)では159本を放ち、日韓通算では626本塁打だ。

◇イ・デホ通算本塁打数

年度 チーム 本塁打

2001 ロッテ 0

2002 ロッテ 8

2003 ロッテ 4

2004 ロッテ 20

2005 ロッテ 21

2006 ロッテ 26

2007 ロッテ 29

2008 ロッテ 18

2009 ロッテ 28

2010 ロッテ 44

2011 ロッテ 27

2012 オリックス 24

2013 オリックス 24

2014 ソフトバンク 19

2015 ソフトバンク 31

2016 マリナーズ 14

2017 ロッテ 34

2018 ロッテ 37

2019 ロッテ 16

2020 ロッテ 20

2021 ロッテ 19

2022 ロッテ 1

KBO通算 352

NPB通算 98

MLB通算 14

※2022年4月17日現在。太字はリーグ最多。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

この日一軍登録され、キウムヒーローズ戦の6回裏1死で9番チョン・スビンの代打で出場。強い打球のセカンドゴロだった。7回表からセンターの守備に入り、8回裏の2打席目、1死一塁でもセカンドゴロ。一塁走者はタッチアウトとなってアン・グォンスが一塁に残った。

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※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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