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元広島・クロンが開幕9連勝のチームで3度目の決勝打 2号2ランを放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ケビン・クロン(写真:SSGランダーズ)

12日のKBOリーグは、全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

開幕から7勝1敗のLGツインズが、開幕8連勝中のSSGランダーズを本拠地に迎えて行われた対戦は、初回に両チームが1点ずつ挙げてスタートした。

1-1で迎えた4回表、SSGは2死一塁で6番のケビン・クロン(元広島)がLGの先発イム・チャンギュから、高めにすっぽ抜けたスライダーをレフトに運ぶ2号2ラン。3-1として勝ち越しに成功した。

試合はSSGの先発イバン・ノバが、7回1失点でリードを守りSSGが4-1で勝利。ノバは初勝利を飾り、SSGは開幕からの連勝を9に伸ばした。

決勝打のクロンはここまで2本のホームランがいずれも決勝打。8日KIAタイガース戦での決勝二塁打と合わせて、チームの9連勝のうち3試合で決勝打を放っている。

◇4月12日(火)の結果

・LG 1 - 4 SSG(チャムシル)

 勝:ノバ

 敗:イム チャンギュ

・キウム 10 - 0 NC(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ソン ミョンギ

・KT 1 - 3 トゥサン(スウォン)

 勝:クァク ピン

 敗:コ ヨンピョ

・サムスン 2 - 0 ハンファ(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:カーペンター

・KIA 6 - 5 ロッテ(クァンジュ)

 勝:チョン サンヒョン

 敗:ムン ギョンチャン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「打率は2割も勝負どころで強いクロン」

クロンのここまでの成績は35打数7安打で打率2割。7安打の内訳は二塁打2本とホームラン2本で、長打4本のうち3本が決勝打になっている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGとの2軍戦に1番センターで先発出場し5打数無安打。5回3打席目のセカンドゴロで三塁走者が生還し、1打点を記録している。

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※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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