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8回追撃、9回同点、11回に勝ち越したトゥサンが勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
チョン・スビン(写真:トゥサンベアーズ)

10日のKBOリーグは、全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-トゥサンベアーズ(プサン)は、ロッテが7番ハン・ドンヒの1号2ランなどで5回までに3点を挙げて終盤へ。

ロッテがそのまま逃げ切るかと思われたが、トゥサンは8回に2点、9回に1点を挙げて3-3の同点に追いついた。

ロッテは9回裏、1死一、三塁のサヨナラのチャンスで打席にはイ・デホ。イ・デホはライトへの大ファールの後の6球目を、ショートゴロ併殺打に倒れて延長戦に突入した。

試合はトゥサンが11回表1死二塁で、9番チョン・スビンがライト前ヒットを放ち二塁走者が生還。1点をリードしたトゥサンが4-3で勝利した。トゥサンは5番手で登板のイム・チャンミンが移籍後初セーブを飾っている。

◇4月10日(日)の結果

・LG 5 - 3 NC(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:シン ミンヒョク

・SSG 11 - 2 KIA(インチョン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:ロニー

・ハンファ 6 - 4 KT(テジョン)

 勝:キム ジョンス

 敗:デスパイネ

・サムスン 5 - 6 キウム(テグ)

 勝:キム ジェウン

 敗:キム ユンス

・ロッテ 3 - 4 トゥサン(プサン)

 勝:キム ガンリュル

 敗:ムン ギョンチャン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「SSG開幕8連勝」

SSGランダーズはKIAタイガースに11-2で勝利し、開幕から続く連勝を8に伸ばした。リーグの開幕連勝記録は2003年、サムスンライオンズの10が最多だ。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

トゥサンベアーズ2軍は試合なし。次戦は12日(火)にLGツインズとのホームゲーム(イチョン)が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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