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主力5野手がコロナで不在のサムスン、終盤の逆転負けで連勝が3でストップ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2安打を放ち開幕から好調の元広島・ピレラ(写真:サムスンライオンズ)

7日のKBOリーグは、全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

複数の選手が感染症関連で欠場する中、連勝を3に伸ばすサムスンライオンズがトゥサンベアーズと対戦。

サムスンは序盤に0-3と追う展開も、オ・ジェイル(一塁手)、キム・サンス(二塁手)、イ・ウォンソク(三塁手)、ク・ジャウク(右翼手)、キム・ドンヨプ(指名打者)の主力5人を欠く打線が3回に5点を挙げて逆転に成功した。

サムスンは5-4の1点リードで終盤を迎えたが、8回裏にトゥサンのカン・ジンソン、キム・インテに連続タイムリーを喫し、5-6で逆転負け。サムスンの連勝は3でストップ。トゥサンは連敗を2で止めた。

◇4月7日(木)の結果

・トゥサン 6 - 5 サムスン(チャムシル)

 勝:ホン ゴンヒ

 敗:ウ ギュミン

・キウム 0 - 6 LG(コチョク)

 勝:キム ユンシク

 敗:チョン チャンホン

・KT 3 - 4 SSG(スウォン)

 勝:イ テヤン

 敗:ソ ヒョンジュン

・KIA 6 - 2 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ユ スンチョル

 敗:キム ボムス

・NC 1 - 2 ロッテ(チャンウォン)

 勝:バーンズ

 敗:イ ジェハク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「選手の感染に関して公表せず」

主力選手が大量に戦列を離れているサムスン。球団は個人情報保護の観点から、感染症関連が欠場の理由であることを公表していない。今季のKBOリーグは複数の感染者が出た場合も、1軍エントリー28人の登録が可能な場合はリーグ中断などの措置を取らない方針だ。

韓国の新型コロナウイルスの状況は新規感染者数が1日20万人以上。累計では1000万人を超え、国内の5人に1人に感染歴がある計算となっている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

登録抹消となりコヤンヒーローズ(キウム2軍)との2軍戦に途中出場。2打数1安打だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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