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【韓国シリーズ】KTがトゥサンに快勝し、対戦成績を2勝0敗に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回無失点のソ・ヒョンジュン(写真:kt wiz/初報から差し替え)

公式戦1位のKTウィズと、ワイルドカード決定戦、準プレーオフ、プレーオフを勝ち上がった4位トゥサンベアーズの韓国シリーズ第2戦はKTが6-1で快勝。2連勝で対戦成績を2勝0敗としました。

KTは1回裏に2番ファン・ジェギュン選手のレフトへのソロアーチで先制。5回には打者一巡で5点を挙げて、試合を優位に進めました。

KTの先発、プロ2年目のソ・ヒョンジュン投手は1回表の立ち上がり、連続四球でスタートするもセカンドゴロ併殺打でピンチを切り抜け、2、3回も味方の好守による内野ゴロ併殺打で失点を防ぎました。ソ・ヒョンジュン投手は6回91球を投げて3安打無失点の好投でした。

敗れたトゥサンは第1戦のセンターの守備でダイビングキャッチを見せた、1番打者のチョン・スビン選手が左手首の負傷で欠場。打順を組み替えて臨んだ第2戦でしたが、打線のつながりを欠きました。

第3戦は休養日を挟み17日に行われます。今年の韓国シリーズは感染症拡大の影響と、東京オリンピック期間の中断により11月中旬のスタート。昨年と同じく全試合、気候の影響を受けないコチョクスカイドームでの開催です。3、4戦はトゥサンが後攻(ホーム)となります。

◇11月15日(月)の結果

・韓国シリーズ 第2戦

 KT 6 - 1 トゥサン(コチョク)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:チェ ウォンジュン

⇒ 2021年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「KTの韓国シリーズ経験者は2人だけ」

リーグ参入7年目で初の韓国シリーズ出場となったKTは、ほとんどのメンバーが初めての頂上決戦。登録選手の中で過去に出場経験があるのはユ・ハンジュン外野手、ホ・ドファン捕手の2人だけです。2003年にLGツインズでプロ生活をスタートしたパク・キョンス内野手は、19年目で初めての韓国シリーズ出場となりました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

韓国シリーズ第2戦の7回裏、キム・インテ選手に代わってライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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