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【プレーオフ】短期決戦の雄「ミラクル・トゥサン」が4位から韓国シリーズへ進出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
スマホのライトを点灯するファンとチア(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

公式戦2位のサムスンライオンズと4位のトゥサンベアーズの顔合わせとなったプレーオフ第2戦はトゥサンが11-3で勝利。対戦成績を2勝0敗として韓国シリーズ進出を決めました。

トゥサンは1回から4回まで毎回の9得点。序盤から試合を優位に進め、一方のサムスンはホームが遠く、点差を縮めることができませんでした。

トゥサン打線は2番ホセ・フェルナンデス選手の4安打3打点をはじめ、チーム合計15安打を記録。サムスンを圧倒しました。

トゥサンはワイルドカード決定戦で5位キウムヒーローズを破り、準プレーオフで3位LGツインズを倒してプレーオフも勝ち抜け。短期決戦に強い「ミラクル・トゥサン」が7年連続の韓国シリーズ進出を決めています。ワイルドカード決定戦から韓国シリーズへの進出は初めてです。

今年の準プレーオフ、プレーオフは感染症の影響と東京オリンピック期間の中断の影響で、例年の5戦3先勝制から3戦2先勝制に短縮しての開催でした。

◇11月10日(水)の結果

・プレーオフ 第2戦

 トゥサン 11 – 3 サムスン(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ペク チョンヒョン

⇒ 2021年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「韓国シリーズは14日から」

韓国シリーズは14日から7戦4先勝制で行われます。昨年に続き11月中旬の実施となったことから、気候の影響を受けない韓国唯一のドーム球場、コチョクスカイドームで全試合行われます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

プレーオフ第2戦の8回表、パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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