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【準プレーオフ】トゥサンがLGに大勝し2勝1敗でプレーオフへ進出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
攻守に活躍したチョン・スビン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

3位LGツインズと4位トゥサンベアーズが1勝1敗で迎えた準プレーオフ第3戦は、トゥサンが10-3で大勝しプレーオフ進出を決めました。

トゥサンは1番センターで出場のチョン・スビン選手が広い守備範囲を発揮。1、2回とダイビングキャッチで投手を助け、打っては3安打4打点と活躍を見せました。

また2番のホセ・フェルナンデス選手も3回の勝ち越し決勝2ランを含む3安打4打点で、1、2番の2人で6安打8打点を記録しました。投げては2回から登板のイ・ヨンハ投手が、4回を投げ2安打無失点で勝ち投手になっています。

準プレーオフを2勝1敗で勝ち抜けたトゥサンは、9日から行われるサムスンライオンズとのプレーオフに進出します。公式戦をKTウィズと同率1位で終えたサムスンは、全日程終了後に行われた1位決定戦で敗れたため、2位としてプレーオフを戦います。

関連記事:全日程終了後の同率1位の決定戦でKTが勝利し初の1位/ロマック(元DeNA)引退

◇11月7日(日)の結果

・準プレーオフ 第3戦

 LG 3 - 10 トゥサン(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:イム チャンギュ

⇒ 2021年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「LGイ・ソンウ捕手、最後の打席に立ち引退」

9回裏2死でLGは今季限りでの引退を表明しているイ・ソンウ選手(40)を代打で起用しました。2000年にLGに申告選手(現在の育成選手)で入団。サンムを経てSK、KIA、SK、LGで控え捕手として役割を果たしてきました。最後の打席はセカンドライナーでした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

準プレーオフ第3戦の9回表2死、四球で出塁のフェルナンデス選手の代走で出場しました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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