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全144試合終えても首位1チーム決まらず 同率のKTとサムスンであす1位決定戦<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回表に2点タイムリー三塁打を放って喜ぶク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)

韓国KBOリーグの2021年シーズン公式戦最終戦は、30日に全5試合が17時開始で行われました。

KTウィズとサムスンライオンズが同率1位で並んで迎えたこの日、KTはSSGランダーズに、サムスンはNCダイノスに勝利し、ともに76勝59敗9分けで全144試合を終了。あす10月31日に両チームでの1位決定戦が行われることになりました。

公式戦全日程終了後のポストシーズン以外の順位決定戦は史上初です(前後期制だった1986年に後期の1位決定戦はあり。OB(現トゥサン)ベアーズ対ヘテ(現KIA)タイガース)。

3位のLGツインズは、「KTとサムスンがともに敗れ」、「自軍が勝利した場合」に逆転1位の可能性がありましたが、ロッテジャイアンツに2-4で敗れました。

公式戦全日程を終え、1、2位以外の順位が確定。5位以上が11月1日から行われるポストシーズンに進出します。

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「1位決定戦はテグで開催」

31日14時から行われるKTとサムスンの1位決定戦は、両チームの直接対決の成績が9勝6敗1分けで上回るサムスンの本拠地、テグサムスンライオンズパークで開催。引き分けはなく決着がつくまで行われます。KTが勝つとリーグ参入7年目で初の公式戦1位、サムスンは6年ぶりのトップを目指します。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルス戦の7回裏、3番パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入り、9回表2死での打席はサードゴロでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇10月30日(土)の結果

・SSG 3 - 8 KT(インチョン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:チャン ジフン

・ハンファ 3 - 5 トゥサン(テジョン)

 勝:イ ヒョンスン

 敗:チャン ミンジェ

・KIA 1 - 6 キウム(クァンジュ)

 勝:ヨキッシュ

 敗:タカハシ

・ロッテ 4 - 2 LG(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:ケリー

・NC 5 - 11 サムスン(チャンウォン)

 勝:チェ チェフン

 敗:パーソンズ

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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