Yahoo!ニュース

2度目の登板のタカハシが6回無失点の好投で初勝利/イ・デホ2000安打達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
KBO初勝利を挙げたボー・タカハシ(写真:KIAタイガース)

10月1日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む6試合が行われました。

KIAタイガース-キウムヒーローズ(クァンジュ)ではKIAの先発として、KBO2度目の登板となるブラジル国籍の日系3世、ボー・タカハシ投手が登板。タカハシ投手は前回登板同様に早いテンポの投球で、安定したコントロールを見せました。

タカハシ投手は最速151キロの速球を高めに集めてフライを打たせ、低めのスライダーで空振りを誘い、6回86球を投げて2安打1四球。6つの三振を奪い無失点ピッチングを見せました。タカハシ投手は前回の初登板でも4回無失点で2試合続けて得点を与えていません。

試合は6回までに6点を挙げたKIAが6-0で勝利。連敗を3で止めました。タカハシ投手はKBOリーグ初勝利を飾っています。

◆「イ・デホ2000安打達成」

KBOリーグ通算2000安打まであと1本に迫っていた、ロッテジャイアンツのイ・デホ選手は、KTウィズとダブルヘッダー第1試合の2打席目、KTの先発コ・ヨンピョ投手からライトのライン際に落ちるヒットと放ち、リーグ14人目の2000安打を達成しました。

イ・デホ選手は2012年から4シーズンプレーしたNPBで622安打、16年に在籍したメジャーリーグで74安打を残し、日米での696本を合わせると2696本になります。

(関連記事:李大浩がKBO通算2000安打達成 日米韓ではあと4本で2700安打到達

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LGツインズ戦の出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇10月1日(金)の結果

・LG 0 - 2 トゥサン(チャムシル)

 勝:ミランダ

 敗:イム チャンギュ

・サムスン 2 - 8 ハンファ(テグ)

 勝:キム ミンウ

 敗:ウォン テイン

・KIA 6 - 0 キウム(クァンジュ)

 勝:タカハシ

 敗:チェ ウォンテ

・ロッテ 4 - 3 KT(プサン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:チェ ジュンヨン

 敗:イ デウン

・ロッテ 3 - 2 KT(プサン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:イ インボク

 敗:オム サンベク

・NC 3 - 3 SSG(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事