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阪神、広島、ヤクルトで「高橋」投手が先発 日系3世ブラジル人「タカハシ」も初先発<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
KBOリーグ初登板初先発のボー・タカハシ(写真:KIAタイガース)

25日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

KIAタイガース-SSGランダーズ(クァンジュ)はKIAの先発マウンドに先月新加入の外国人選手、ボー・タカハシ投手が上がりました。タカハシ投手はKBOリーグ初登板です。

タカハシ投手は早いテンポの投球で、立ち上がりは最速152キロの直球を中心に投球を組み立て、打者2巡目からはスライダー、チェンジアップの割合を増やしていきました。

安定したコントロールを見せたタカハシ投手は打者16人に対し、被安打3、四球2、三振5つを奪い無失点ピッチング。4回を投げて球数が当初予定の70球に到達したため、5回から2番手投手に託しました。

試合は7-1でKIAが勝利。4回で降板のタカハシ投手に勝ち負けはついていません。

タカハシ投手は日系3世ブラジル国籍の24歳で、マイナーリーグからKIA入り。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にブラジル代表として参加した経験のある、KBOリーグ初のブラジル人選手です。

(関連記事:LGがサムスンの連勝を止めて2位再浮上/日系3世ブラジル人投手がKIA入り

映像:KIAタイガース公式YouTubeチャンネル

◆「NPBでも3人の『タカハシ』が先発」

25日のNPBでは阪神髙橋遥人、広島高橋昂也、ヤクルト高橋奎二の3人の「タカハシ」投手が先発。

阪神の髙橋投手は巨人相手に完封勝利、広島の高橋昂投手もDeNA戦で勝利しています。ヤクルトの高橋投手は中日戦で7回無失点と好投しましたが勝ち負けはついていません。NPBの3人の高橋(髙橋)投手は左腕ですが、KBOのタカハシ投手は右投げです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルス戦の9回表、パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入り、大きな飛球をフェンスにぶつかりながら好捕しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月25日(土)の結果

・トゥサン 1 - 5 ハンファ(チャムシル)

 勝:キム ジョンス

 敗:ミランダ

・キウム 6 - 12 ロッテ(コチョク)

 勝:イ インボク

 敗:パク チュソン

・KT 0 - 0 LG(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 1 - 0 NC(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:パーソンズ

・KIA 7 - 1 SSG(クァンジュ)

 勝:パク チンテ

 敗:チェ ミンジュン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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