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代表との強化試合で株を上げた5年目左腕 6回を2ランの1安打に抑えてプロ初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
好投しプロ初勝利を挙げたソン・ジュヨン(写真:LGツインズ)

29日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

LGツインズ-キウムヒーローズ(チャムシル)は11-2でLGが勝利。今季4試合目の登板、今月に入って3度目の先発マウンドとなった左腕のソン・ジュヨン投手がプロ初勝利を挙げています。

ソン・ジュヨン投手は6回81球を投げて許したヒットは、4回のソン・ソンムン選手に喫した2ランホームランの1本のみ。2失点5三振と好投しました。191cmの長身から繰り出すスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップの変化球をイ・ソンウ捕手が上手に引き出し、打者に的を絞らせませんでした。

2017年にプロ入りし今季軍服務から復帰したソン・ジュヨン投手は、五輪前の代表チーム相手の強化試合で好投。注目の左腕として先発登板が続き、この日の初白星となりました。

◆「左腕リレーで勝利」

この日のLGは先発ソン・ジュヨン投手の後をチン・ヘス、チェ・ソンフン、イ・サンヨンの3投手がリレー。登板した4投手はすべて左投手でした。ホームで白星を飾ったLGは4連勝。他の4球場でもホームチームが勝利しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ロッテジャイアンツ戦の9回表、内野安打で出塁のヤン・ソクファン選手の代走として出場しました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。30日は試合がありません。

◇8月29日(日)の結果

・LG 11 - 2 キウム(チャムシル)

 勝:ソン ジュヨン

 敗:チェ ウォンテ

・SSG 9 - 0 KIA(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:キム ヒョンス

・KT 8 - 3 サムスン(スウォン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:モンゴメリー

・ハンファ 3 - 2 NC(テジョン)

 勝:キム ボムス

 敗:イ ジェハク

・ロッテ 4 - 2 トゥサン(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:イ ヒョンスン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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