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マスクで打撃のカン・ベクホが値千金の一打で打率.399 イ・デウン2年ぶり勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
カン・ベクホ(写真:kt wiz)

15日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

KTウィズ-サムスンライオンズ(スウォン)は2-4でサムスンがリードの7回裏、KTは無死一、三塁のチャンスを作ると、3番カン・ベクホ選手が右中間へ2点タイムリー二塁打で同点としました。

KTは送球の間に三塁に進んだカン・ベクホ選手を置いて、続く4番ジャレド・ホイング選手がレフトに犠飛を放ち、KTが5-4として勝ち越しに成功しました。KTは8回に8番チャン・ソンウ選手の3試合連続弾となる12号ソロで1点を追加し、6-4で勝利。首位KTはサムスンとの3連戦で3連勝を飾りました。

この試合で先発のコ・ヨンピョ投手をリレーした2番手のイ・デウン投手(元千葉ロッテ)が7回に登板。打者3人を抑えて勝利投手になっています。

7月に右ひじ手術から復帰し、リリーフを務めているイ・デウン投手はこの日が今季5試合目の登板。イ・デウン投手の白星は2019年8月17日のKIAタイガース戦でリリーフ登板し挙げて以来、約2年ぶりです。

イ・デウン(写真:kt wiz)
イ・デウン(写真:kt wiz)

◆「カン・ベクホ、五輪後も全試合出場で連日安打」

東京オリンピック(五輪)による中断期間を終え、10日に公式戦が再開したKBOリーグ。休養により欠場する代表選手がいる中でカン・ベクホ選手は全試合に出場。シーズン再開後の6試合で毎試合ヒットを続けています。打率は4割に迫る3割9分8厘6毛を記録しリーグトップを独走中です。

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<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦に1番センターで先発出場。4打数無安打2四球でした。

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以下が全5試合の結果です。16日は試合がありません。

◇8月15日(日)の結果

・LG 7 - 1 ロッテ(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ストレイリー

・キウム 8 - 1 トゥサン(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ロケット

・SSG 10 - 5 KIA(インチョン)

 勝:フォント

 敗:イム ギヨン

・KT 6 - 4 サムスン(スウォン)

 勝:イ デウン

 敗:イ スンヒョン

・ハンファ 3 - 3 NC(テジョン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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