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エースの助っ人右腕と4番が復帰したKIA、連敗を5で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
アーロン・ブルックス(写真:KIAタイガース)

7月1日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

KIAタイガース-NCダイノス(クァンジュ)は6-3でKIAが勝利。KIAは右屈曲回内筋群の故障で戦列を離れていた、アーロン・ブルックス投手が6月1日以来、丸1ヶ月ぶりにマウンドにあがりました。

ブルックス投手は150キロ台のツーシームを連発し、スライダー、チェンジアップのコントロールも良く好投。復帰登板ということで4回54球でマウンドを降りました。被安打はアーロン・アルテール選手に喫したソロホームランを含む2安打のみ。NC打線を1点に抑えています。

また4番のチェ・ヒョンウ選手も左太もも裏痛から復帰し、6月13日以来の出場。4回に2点タイムリー二塁打を放つなど、4打数2安打3打点と活躍しました。エースと4番が戻ってきたKIAは連敗を5で止めています。

◆「チョン・ウラム歴代通算最多登板を更新」

ハンファイーグルスのチョン・ウラム投手が6月30日のトゥサンベアーズ戦の5番手で登板。通算登板数を902試合としてリーグ通算登板記録を更新しました。しかしこの日のチョン・ウラム投手はヤン・ソクファン選手に決勝満塁弾を含む5失点を喫し、敗戦投手になっています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日パク・コンウ選手が1軍に復帰し、入れ替わって登録抹消となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月1日(木)の結果

・LG 1 - 6 KT(チャムシル)

 勝:ペ ジェソン

 敗:イム チャンギュ

・キウム 13 - 1 ロッテ(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:フランコ

・SSG 7 - 8 サムスン(インチョン)

 勝:チェ ジグァン

 敗:ソ ジンヨン

・ハンファ 3 - 10 トゥサン(テジョン)

 勝:ミランダ

 敗:チャン シファン

・KIA 6 - 3 NC(クァンジュ)

 勝:ホン サンサム

 敗:ソン ミョンギ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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