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ブキャナン(元ヤクルト)単独トップの9勝目 7回3安打無失点の完璧投<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
完璧な投球で9勝目を挙げたブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

22日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

サムスンライオンズ-ハンファイーグルス(テグ)はサムスンが9-0で圧勝。サムスンは初回に6番イ・ウォンソク選手が6号満塁弾で先制すると、3回には東京五輪代表の5番オ・ジェイル選手が10号2ランを放ち、序盤で6点をリードしました。

大量リードをバックに、先発のデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)は安定感抜群のピッチング。左右どちらの打者にも内角に直球を思いっきりつきながら、カットボール、チェンジアップを捕手が構えたところにきっちりと収めて抑えていきました。7回106球を投げて散発の3安打、1四球、8つの三振を奪って、リーグ単独トップの9勝目(2敗)を挙げています。

笑顔を見せるブキャナン(写真:サムスンライオンズ)
笑顔を見せるブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

◆「首位LGが7発放って5連勝」

LGツインズはSSGランダーズ戦でチーム7本塁打。キム・ヒョンス、イ・ヒョンジョン選手が2本ずつ、チェ・ウンソン、ムン・ボギョン、チョン・ジュヒョンの3選手も一発を放っています。試合は14-1でLGが勝利し5連勝です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

21日に登録抹消になったパク・コンウ選手に代わって、この日一軍に昇格。8回裏に4番キム・ジェファン選手の代走で出場し、9回表にライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月22日(火)の結果

・トゥサン 10 - 3 キウム(チャムシル)

 勝:イ ヒョンスン

 敗:ハン ヒョンヒ

・SSG 1 - 14 LG(インチョン)

 勝:イム チャンギュ

 敗:イ テヤン

・KT 6 - 3 KIA(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:イ ウィリ

・サムスン 9 - 0 ハンファ(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:ユン デギョン

・ロッテ 2 - 5 NC(プサン)

 勝:イ ジェハク

 敗:パク セウン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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