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来月40歳のプロ18年目スラッガーが、ようやくの今季初アーチ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ユ・ハンジュン(写真:kt wiz)

9日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

SSGランダーズ-KTウィズ(インチョン)はKTが1回表に4番ソイロ・アルモンテ選手(元中日)のタイムリーで1点を先制すると、アルモンテ選手を一塁に置いて、5番のユ・ハンジュン選手がレフトで2ランホームラン。KTが初回に3点を先制しました。

試合はSSGが2回に1点、3回に2点を挙げて同点に追いつくも、KTは4回表に3点を挙げて再度リード。試合は7-3でKTが勝利しました。KTは連勝で首位と1ゲーム差の2位タイです。

1回のユ・ハンジュン選手の一発は、52試合目に飛び出した今季第1号でした。来月7月に40歳になるプロ18年目のユ・ハンジュン選手は、これまで7年続けて2ケタアーチを記録しています。

◆「イ・ジョンフが初の月間MVP」

先月の打率が4割5分1厘、安打数が37本でいずれもリーグトップだった、キウムのイ・ジョンフ選手が5月の月間MVPに選ばれました。イ・ジョンフ選手は初受賞。キウムからは、前身のネクセンでパク・ピョンホ選手が2018年8月に受賞して以来となります。

韓国では賞金の一部を母校に寄付するのが慣例となっていて、今回イ・ジョンフ選手はフィムン中学校に寄付。外国人選手の場合、球団の地元の学校が対象となり、10年4月に月間MVPを獲得した門倉健投手(当時SK)は、インチョン市内の野球部がある5つの中学校に約25万円相当の野球用品を寄贈しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガースとの2軍戦の6回裏にセンターの守備に入り、7回表の打席ではレフトへのファールフライでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月9日(水)の結果

・LG 6 - 3 NC(チャムシル)

 勝:イ サンヨン

 敗:チェ グムガン

・SSG 3 - 7 KT(インチョン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:チャン ジフン

・ハンファ 2 - 6 キウム(テジョン)

 勝:ヨキッシュ

 敗:カーペンター

・サムスン 5 - 7 KIA(テグ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:キム デウ

・ロッテ 8 - 14 トゥサン(プサン)

 勝:キム ミョンシン

 敗:ソン ジェヨン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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