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元ヤクルト・ブキャナン7回途中1失点で、リーグトップタイの6勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6勝目を挙げたデービッド・ブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

4日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

キウムヒーローズ-サムスンライオンズ(コチョク)、サムスンはデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が今季11試合目の先発登板。

ブキャナン投手は1回裏2死後、3番イ・ジョンフ選手の二塁打、4、5番への連続四球で満塁のピンチを迎えます。しかし6番イ・ヨンギュ選手をカウント0-2からのカーブでファーストゴロに打ち取り、失点の危機を切り抜けました。

ブキャナン投手は2回以降、危なげない投球を見せ、6回までキウムを0点に抑えました。6回1/3を投げて、失点は7回にチョン・ビョンウ選手に喫したソロアーチの1点のみ。101球を投げて被安打4、奪った三振は6つでした。

サムスン打線は3回に3点、7回にも2点を挙げてブキャナン投手を援護。試合は6-3でサムスンが勝利し、ブキャナン投手は6勝目(2敗)。他の5投手と並んでリーグトップタイです。

◆「6月は護国報勲の月」

6月の韓国は国を守るために犠牲になった人を追悼する「護国報勲の月」。各選手、帽子とヘルメットに樹木のイラストが描かれた、愛国心をイメージしたワッペンを付けてプレーしています。ホームゲームでミリタリーユニフォームを着用する球団もあります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SSGランダーズ戦の9回表、3-0でリードの1死満塁でキム・インテ選手に代わって、ライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月4日(金)の結果

・トゥサン 3 - 2 SSG(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:オ ウォンソク

・キウム 3 - 6 サムスン(コチョク)

 勝:ブキャナン

 敗:ハン ヒョンヒ

・KT 0 - 15 ロッテ(スウォン)

 勝:パク セウン

 敗:デスパイネ

・KIA 4 - 3 LG(クァンジュ)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:ソン ウンボム

・NC 6 - 3 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:カーペンター

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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