Yahoo!ニュース

イ・ジョンフ3安打で打率2位の3割5分5厘/サムスンの元エース、警察が身柄を拘束<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3安打をマークしたイ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)

3日の韓国KBOリーグは4試合が雨で中止となり、コチョクスカイドームの1試合のみ行われました。

キウムヒーローズ-ロッテジャイアンツはキウムが初回に、ロッテの先発デン・ストゥレイリー投手から打者一巡の7得点。そのままリードを守って9-4で勝利しました。キウムの連敗は3でストップです。

3番センターで出場のイ・ジョンフ選手は5打数3安打1打点。打率を3割5分5厘に上げました。イ・ジョンフ選手は4月の月間打率が2割6分9厘と低調なスタートでしたが、5月は4割5分1厘と調子を上げ、現在、リーグで唯一4割台(4割1分9厘)の打率をマークしているカン・ベクホ選手(KT)に次ぐ2位につけています。

◆「サムスンの元エース、ユン・ソンファン、警察に身柄を拘束」

昨季までサムスンライオンズでプレーし、リーグ歴代8位の135勝を記録したユン・ソンファン元投手が、国民体育振興法違反で警察に身柄を拘束されました。昨年9月に知人から八百長行為の依頼を受け、5億ウォン(約4900万円)を受け取った容疑です。

現在のところ、実際に八百長行為があったかはわかっておらず、金銭の授受自体が違法として検挙されています。

過去に発覚している韓国の八百長行為は、複数の選手が関わる組織的なものではなく、違法賭博サイトのブローカーから依頼を受けた先発投手などが、意図的に四球、失点を与えることで金品を得るということがありました。近年では2016年に2選手が同容疑により、KBOから参加活動停止処分を受けています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

NCダイノス戦は雨で中止でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が1試合の結果です。

◇6月3日(木)の結果

・LG 中 止 KT(チャムシル)

 勝: 

 敗:

・キウム 9 - 4 ロッテ(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ストレイリー

・SSG 中 止 サムスン(インチョン)

 勝: 

 敗:

・ハンファ 中 止 KIA(テジョン)

 勝: 

 敗:

・NC 中 止 トゥサン(チャンウォン)

 勝: 

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事