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若手ナンバーワン投手を初回の満塁弾で撃破 ヤン・ウィジが連敗を止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
満塁弾を放ち、ナインの出迎えを受けるヤン・ウィジ(写真:NCダイノス)

27日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

NCダイノス-サムスンライオンズ(チャンウォン)は、NCがサムスンの先発、リーグトップの6勝を挙げているウォン・テイン投手を初回に攻略。無死満塁のチャンスを作り、4番のヤン・ウィジ選手が1ボールの後の2球目、甘く入ったスライダーをレフト場外に運ぶ、先制の10号満塁ホームランを放ちました。

NCはウォン・テイン投手に対し、6回途中まで10本のヒットを連ねて6点を挙げ、6-3で勝利。連敗を4で止めました。

満塁弾のヤン・ウィジ選手は3打数3安打。21歳の若きエースウォン・テイン投手を相手に、貫禄を見せました。

◆「今年はオールスター戦開催」

感染症拡大の影響で昨年は行われなかったオールスター戦が、今年は7月24日(土)に行われます。その前日の23日(金)には東京オリンピックに参加する予定の韓国代表チームと、24歳以下の選抜メンバーが対戦する強化試合(評価戦)を開催。場所はいずれもコチョクスカイドームです。韓国代表はKBOリーグのチームとの強化試合2試合も予定しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

前日26日、五輪代表選手のワクチン接種に伴うエントリー枠拡大で登録されましたが、この日、登録抹消になりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月27日(木)の結果

・トゥサン 0 - 3 ハンファ(チャムシル)

 勝:キム ミンウ

 敗:クァク ピン

・KT 6 - 5 SSG(スウォン)

 勝:キム ジェユン

 敗:キム サンス

・KIA 5 - 4 キウム(クァンジュ)

 勝:ホン サンサム

 敗:ブリガム

・ロッテ 1 - 8 LG(プサン)

 勝:チョン チャンホン

 敗:フランコ

・NC 6 - 3 サムスン(チャンウォン)

 勝:パーソンズ

 敗:ウォン テイン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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