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36歳の長距離砲が待望の今季1号 復活を期待させる満塁弾含む5打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先制の1号満塁弾を放ったイ・ソンヨル(写真:ハンファイーグルス)

19日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

ハンファイーグルス-ロッテジャイアンツ(テジョン)は12-2でハンファが大勝。ハンファはこの日5番に入ったイ・ソンヨル選手が1回裏1死満塁で、ロッテの先発ノ・ギョンウン投手からバックスクリーンの右に先制の1号満塁ホームランを放ちました。

イ・ソンヨル選手は3回にライトへの鋭い打球の二塁打。4回の3打席目も1死一、二塁でライトにタイムリー二塁打を放ち、この日3安打5打点の活躍を見せています。

昨オフに中堅、ベテラン選手が大量解雇となったハンファで、イ・ソンヨル選手はチーム最年長の36歳。2017年から3年続けて20本塁打以上を記録し、18年には30本100打点超えを果たしたイ・ソンヨル選手ですが、昨季からここまで成績が大きく低迷。打率1割台、ホームランも0本でしたが、この日は復活を期待させる鋭い打球を連発しました。

◆「19日は釈迦誕生日で休日」

この日は旧暦の4月8日、釈迦誕生日の休日。近年は「お釈迦様がいらっしゃった日」と呼ばれています。そのため全5試合が14時開始のデーゲームでした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

コヤンヒーローズ(キウム2軍)戦に2番センターで先発出場し3打数2安打。6回裏のレフトへのタイムリーで1打点を記録し、二盗に成功。しかし三塁盗塁ではアウトになっています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月19日(水)の結果

・LG 6 - 5 NC(チャムシル)

 勝:ソン ウンボム

 敗:ムン ギョンチャン

・KT 6 - 5 トゥサン(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ミランダ

・ハンファ 12 - 2 ロッテ(テジョン)

 勝:キンガム

 敗:ノ ギョンウン

・サムスン 2 - 9 キウム(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:アン ウジン

・KIA 5 - 11 SSG(クァンジュ)

 勝:フォント

 敗:チャン ヒョンシク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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