Yahoo!ニュース

ロマック(元DeNA)逆転2ランで連敗止める/ブキャナン(元ヤクルト)初完封<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝弾のロマックと完封のブキャナン(写真:SSGランダーズ、サムスンライオンズ)

15日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

3連敗中のSSGランダーズはNCダイノスに9-3で勝利。SSGは0-1で迎えた4回裏、4番ジェイミー・ロマック選手(元DeNA)がNCの先発、左腕のキム・ヨンギュ投手からレフトに2号逆転2ラン。SSGにとってこの一発が、16イニングぶりの得点でした。

SSGは4回にさらに2点を追加すると5回以降も得点を重ね、連敗を止めて勝率を5割に戻しています。

ロマック選手は開幕から5試合、無安打でしたが、ここ4試合はヒットが続き、この日は4打数2安打でした。

◆「ブキャナン初完封」

サムスンライオンズ-ハンファイーグルス(テグ)はサムスンの先発デービッド・ブキャナン投手が9回108球を投げて散発2安打、四球1。ハンファ打線を0点に抑えて、KBOリーグ2年目で初の完封勝利を挙げました。

立ち上がりのブキャナン投手はチェンジアップをコーナーいっぱいに投げ込み、4者連続三振でスタート。

5回はカットボールのコントロールが良く、5~7番を3者三振に抑えました。ブキャナン投手は6、7回とも、2つの併殺打により打者3人で終えたため、9回を投げて対戦した打者はわずか28人でした。ブキャナン投手は2勝目(1敗)です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SSGランダーズとの二軍戦に1番センターで先発出場し、5打数1安打1盗塁でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇4月15日(木)の結果

・トゥサン 3 - 8 KT(チャムシル)

 勝:キム ミンス

 敗:ホン ゴンヒ

・キウム 4 - 6 LG(コチョク)

 勝:ペ ジェジュン

 敗:ヨキッシュ

・SSG 9 - 3 NC(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:キム ヨンギュ

・サムスン 4 - 0 ハンファ(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:キム ミンウ

・KIA 10 - 5 ロッテ(クァンジュ)

 勝:ソ ドクウォン

 敗:キム ジンウク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事