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ハンファが投打のニュースターの活躍で快勝/元ヤクルト・ブキャナン今季初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2発6打点のノ・シファンと6回無失点のキム・ミンウ(写真:ハンファイーグルス)

9日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファイーグルスとトゥサンベアーズの対戦は、ハンファが本拠地開幕戦を7-0で勝利。先発の25歳キム・ミンウ投手が7回途中まで投げて5安打、無四球。3連続を含む7三振を奪い、今季初勝利を挙げました。

ハンファは5番に座る20歳のノ・シファン選手が、1回に先制の1号3ランを左中間の一番深いところに放り込むと、3回にも追加点となる3ランをライトスタンドへ。この日のノ・シファン選手は3安打6打点を記録しています。

長引く低迷からの脱却を目指し、昨オフに中堅、ベテランを大量解雇したハンファ。今季はベネズエラ出身の外国人監督を招き、迎えた本拠地初戦は投打のニュースターの活躍で快勝しました。

◆「ブキャナン今季初勝利」

サムスンライオンズのデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が開幕戦に次いで、今季2度目の先発。KTウィズに対し、初回の2死満塁のピンチを三振で切り抜けると、その後も得点を与えず、6回100球を投げて被安打4、無失点。6つの三振を奪いました。

試合は終盤にKTが追い上げるも及ばず、7-5でサムスンが勝利し、ブキャナン投手は今季初勝利を挙げています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LGツインズとの2軍戦に1番センターで先発出場し、3打数無安打でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇4月9日(金)の結果

・LG 9 - 5 SSG(チャムシル)

 勝:チン ヘス

 敗:チョ ヨンウ

・ハンファ 7 - 0 トゥサン(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:ユ ヒグァン

・サムスン 7 - 5 KT(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:キム ミンス

・KIA 6 - 10 NC(クァンジュ)

 勝:シン ミンヒョク

 敗:ブルックス

・ロッテ 2 - 7 キウム(プサン)

 勝:ヨキッシュ

 敗:キム ジンウク

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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