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李大浩が満塁アーチと全力疾走の内野安打 3安打5打点でチームを勝利に導く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

6日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークのNCダイノスとロッテジャイアンツの対戦は、ロッテの4番イ・デホ選手が1号満塁ホームランを含む、3安打5打点の活躍を見せました。

イ・デホ選手は0-0で迎えた3回表、2死満塁の場面でNCの2番手キム・ゴンテ投手のカーブをレフトスタンドに放り込む先制満塁弾。さらにイ・デホ選手は5回表、センター前へのタイムリーヒットで5打点目を挙げました。

試合は5-5の同点で迎えた9回表、この回の先頭打者、イ・デホ選手の打球は三遊間への深いゴロに。それをショートがファンブルし、全力疾走のイ・デホ選手は一塁セーフとなって珍しい内野安打を記録しました。勝ち越しの走者として出塁したイ・デホ選手は、代走が出てお役御免。ベンチに退きました。

この回ロッテは、イ・デホ選手の足で稼いだヒットを足掛かりに、タイムリーと2本のホームランで5点を挙げて、10-5として勝利しました。

◆「イ・デホ2022年での引退を決意」

イ・デホ選手は昨オフFA権を行使し、ロッテに残留。昨季の年俸はリーグトップの25億ウォン(約2億3250万円)でしたが、再契約の今季は大幅ダウンの8億ウォン(約7472万円)での2年契約。

イ・デホ選手は契約時に「2年の間に韓国シリーズで優勝した後、現役引退したい」とコメントし、優勝した場合のオプションとして1億ウォンを契約内容に加え、それを全額恵まれない人に寄付するとしました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

サムスンライオンズ戦の8回裏、四球で歩いた4番キム・ジェファン選手の代走で出塁。8番パク・セヒョク選手のタイムリーでホームに生還しました。9回表にはレフトに守備に入っています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇4月6日(火)の結果

・トゥサン 6 - 3 サムスン(チャムシル)

 勝:ホン ゴンヒ

 敗:ペク チョンヒョン

・キウム 4 - 5 KIA(コチョク)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:キム ソンギ

・SSG 2 - 1 ハンファ(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:キム ジョンス

・KT 2 - 3 LG(スウォン)

 勝:スアレス

 敗:デスパイネ

・NC 5 - 10 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ク スンミン

 敗:ウォン ジョンヒョン

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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