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新球団のSSGランダーズがマスコットを発表 モチーフはイタリアの大型犬<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
SSGランダーズのマスコット「ランディ」(写真:SSGランダーズ)

30日の韓国KBOリーグのオープン戦はデーゲームで4試合、ナイトゲームで1試合が行われました。

テグサムスンライオンズパークで行われたサムスンライオンズ-トゥサンベアーズは、先週25日にLGツインズからトゥサンに移籍した、ヤン・ソクファン選手が活躍を見せました。

5番一塁で先発出場したヤン・ソクファン選手は、4回表の2打席目にライト前ヒットを放つと、6回には移籍後初となるソロアーチをレフトスタンドに運びました。ヤン・ソクファン選手は8回にも二塁打を放ち、この日4打数3安打。チームの期待に応えました。

オープン戦は30日で全日程が終了し、公式戦は4月3日に開幕します。

◆「新球団SSGがユニフォーム、マスコットを発表」

今年1月にSKワイバーンズを買収した、流通大手・シンセゲ(新世界)グループの新球団、SSGランダーズがソウル市内のホテルで出陣式を行い、ユニフォームを発表しました。

ユニフォームはSKのシンボルカラーだった赤色を踏襲した「カリスマチック・レッド」を基調色としました。

左から2人ずつホーム、サード、ビジターユニフォーム(写真:SSGランダーズ)
左から2人ずつホーム、サード、ビジターユニフォーム(写真:SSGランダーズ)

またマスコットは大型犬のイタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)をモチーフにした「ランディ」。SSG球団は「マスコットは選手、ファンとともに通じ合う、最良の友」として「人々に勇気と愛、癒しを与える最も身近な動物である犬をモチーフにした」としています。

マスコットのランディ(写真:SSGランダーズ)
マスコットのランディ(写真:SSGランダーズ)

デザインについては「勇猛さと忠誠心で家族と友を力強く守り、ランダーズの新しい挑戦と勝利のプロセスに力を与える象徴になるように」とカネコルソを選んだ理由を挙げました。

今月12日に発表のロゴマークは「宇宙船が『未知の開拓地』に着陸(Landing)する」イメージを表しています。イニシャルは「L's」で「's」を含めるのはKBOリーグ初です。

SSGランダーズのロゴマーク(画像:SSGランダーズ)
SSGランダーズのロゴマーク(画像:SSGランダーズ)

(関連記事:新球団は「SSGランダーズ」 SKワイバーンズは21年の歴史に幕を下ろす

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

サムスン戦の7回裏、4番キム・ジェファン選手に代わってレフトの守備に入りました。9回表の打席では、代打にカン・スンホ選手が起用され退いています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇3月30日(火)のオープン戦の結果

・LG 2 - 3 SSG(チャムシル)

・ハンファ 9 - 2 キウム(テジョン)

・サムスン 5 - 6 トゥサン(テグ)

・KIA 3 - 6 KT(クァンジュ)

・ロッテ 3 - 3 NC(プサン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球オープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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