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元広島・ピレラ、2戦続けて下手、横手投げからタイムリー<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2戦連続タイムリーのホセ・ピレラ(写真:サムスンライオンズ)

26日の韓国KBOリーグのオープン戦は全5試合がデーゲームで行われました。

インチョンSSGランダーズフィールドではSSGランダーズとサムスンライオンズが対戦。サムスンの4番指名打者で先発出場のホセ・ピレラ選手(元広島)は、2-3で1点を追う5回表、1死二塁の場面で、SSGの2番手、横手投げのチャン・ジフン投手からレフト線へタイムリー二塁打を放ちました。

ピレラ選手は4番レフトで出場した前日のSSG戦でも、初回にアンダースローのパク・チョンフン投手からレフト前にタイムリーヒット。2戦続けて下手、横手投げ投手からの適時打となりました。

ピレラ選手のオープン戦4試合の成績は11打数4安打2打点です。

二塁ベース上で言葉を交わす、SSGのジェイミー・ロマック(右、元DeNA)とホセ・ピレラ(写真:サムスンライオンズ)
二塁ベース上で言葉を交わす、SSGのジェイミー・ロマック(右、元DeNA)とホセ・ピレラ(写真:サムスンライオンズ)

◆「トゥサンとLGで2対2のトレード」

25日にトゥサンベアーズとLGツインズで2対2のトレードが発表になりました。トゥサンからは左腕のハム・ドクチュ、右腕のチェ・ジソンの両投手。LGからヤン・ソクファン内野手とナム・ホ投手がそれぞれ移籍です。

トゥサンはサムスンにFA移籍したオ・ジェイル選手の穴を埋める存在として、ヤン・ソクファン選手を獲得。早速、翌26日のLG戦に5番ファーストで先発出場しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LG戦の9回表、チョン・スビン選手の代打で出場したオ・ジェウォン選手に代わって、その裏レフトの守備に入りました。

エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇3月26日(金)のオープン戦の結果

・LG 3 - 7 トゥサン(チャムシル)

・SSG 10 - 10 サムスン(インチョン)

・KT 5 - 6 ハンファ(スウォン)

・KIA 9 - 4 ロッテ(クァンジュ)

・NC 7 - 7 キウム(チャンウォン)

2021年 韓国プロ野球オープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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